こんばんは、ヤギ仙人です🐐。「早めにFIREしたい」という声はよく聞きますが、どれぐらいの資産があれば何が出来るのかはあまり語られていません。今回は「資産の規模」と「それによって出来ること」をランク分けして説明します。
どうすればFIREを早められるか?
具体的な「ランク分け」の前にどうすればFIREのタイミングを早めることが出来るのかを簡単にまとめておきましょう。
❶ 現在の収支を把握する
❷ 収入を現在より1割増やす
❸ 支出を現在より1割減らす
❹ 毎月の積立投資額を増やす
言葉にすれば本当にシンプルですが、実行するのはそれほど簡単ではありません。しかし、これを実行できればFIREへのスピードは確実に加速します。これらを総称して「お金のリテラシーを高める」と表現することも出来ます。
FIREへの長期的な計画を重視する人もいますが、お金の流れは簡単に変わってしまうもの。最初はあまり具体的な計画にせず、ざっくりの大筋をつかむようにしましょう。
資産クラス別「それによって可能になること」
その上で資産をランク分けし、何が可能になるのかを確認して行きましょう。

資産はすべて個人単位ではなく世帯単位。動かせるお金という意味で金融資産の額というのが前提です。参考までに日本で最もポピュラーな資産のランク分けである野村総研の「日本の富裕層」のグラフを添付しておきます。
❶ 資産3000万円
【アッパーマス層への入り口 生活防衛の完成】
✔️失業や突然の病気に十分な対応が取れる
✔️教育や住宅の選択肢が大幅に拡大
✔️老後資金として必要十分な金額
以前は資産2000万円というのが老後資金のスタンダードとされていました。しかし、インフレの進行でそれではやや心許ない状態に。資産3000万円というのは上記の表でアッパーマス層への入り口に当たります。これだけあれば失業や突然の病気に十分な対応が取れると同時に老後資金としても必要十分な金額です。
❷ 資産5000万円
【準富裕層への到達 働き方の主導権獲得】
✔️サイドFIREなど働き方の選択肢が増加
✔️趣味や旅行にある程度贅沢できる
✔️複利効果を実感し、資産運用を加速
資産5000万円は日本の全世帯の8~9%である準富裕層の入り口に当たります。サイドFIREなど働き方の選択肢が増え、その意味では働き方の主導権を獲得したと言うことも出来ます。趣味や旅行である程度の贅沢が出来るようになりますし、投資の複利効果を実感する時でもあるので、資産運用を加速させることも可能です。
❸ 資産1億円
【富裕層の仲間入り 経済的自由の入り口】
✔️フルFIREは難しいが選択肢はさらに増加
✔️居住地・ライフスタイルの自由
✔️プライベートバンク等が利用可能に
資産1億円は世帯全体の約2%しか存在しない富裕層の入り口です。人生の決断でお金がネックにならなくなるステージということが出来ます。フルFIREするにはやや心許ない資産ですが、働き方の選択肢はさらに増えます。プライベートバンクが利用できる等、富裕層向けの質の高いサービスや情報へのアクセスが可能になります。
❹ 資産2億円
【超富裕層への足がかり 完全な経済的自由の獲得】
✔️余裕を持ったフルFIREが可能に
✔️趣味や旅行に存分にお金を使える
✔️次世代にどう残すかが重要な課題に
2億円の資産はヒエラルヒーのトップである超富裕層(資産5億円以上)への足がかりを築いた状態です。2億円を年率4%の利回りで運用すれば800万円(税引前)。ある程度余裕を持ったフルFIREが可能になります。それを趣味や旅行に注ぎ込めば存分に楽しむことが出来ます。同時にその資産を次世代にどう残すかが重要な課題として浮上します。
資産運用の計画を詰めすぎない理由
個人が資産を拡大する過程は、社会に出る時に切り売りしていた時間を自分で自由に使えるように取り戻すプロセスと捉えることも出来ます。ただ、その道筋は様々な偶然に左右され、単純なものではありません。冒頭に「あまり具体的すぎる計画は立てない方が良い」とお伝えしたのもそれが理由です。何が幸いし、何が災いするかわからないのが人生です。

例えば、筆者の兄は都内で6軒のレストランを経営していますが、最初からそれを目指していたワケではありません。元々は新卒で不動産会社に就職。バブルの残り香で商売していました。30代で転職し業務用のコーヒーメーカーの営業マンに。そこで様々な飲食店の悩みを聞くことでノウハウを貯め、飲食店コンサルとして独立。40代からは自分でも店を出し、それが成功したことで現在6店舗までお店を拡大することが出来ました。
その時その時の仕事から得られるノウハウや人の縁、それらを紡いで行くことが現在の仕事につながっているのです。だから、資産の拡大についても「ざっくりの大筋」を頭に描きつつ、あとは自分の感性に従って選択していくしかないのだと思います。
「行き先は決めずに自分の好きな方に舵を切っていく。」資産運用に関しても、それが現代の正解なのかも知れません。
今回はいくらの資産で何が可能になるのかをお伝えしました。ではまた!
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