こんばんは、ヤギ仙人です🐐。今年6月から楽天証券でMRFの取り扱いが始まりました。MRFとは「マネー・リザーブ・ファンド」のことで、投資の待機資金を手軽に運用できる商品です。どんなものなのか実際に使ってみました。
その名は「楽天・マネーファンド」
今年6月5日から取り扱いが開始されたのは「楽天・マネーファンド」という名称の商品です。

楽天投信投資顧問が運用するMRF(マネー・リザーブ・ファンド)で、MRFとは安全で流動性の高い公社債投資信託で運用する商品のこと。メリットは以下の2つです。
- 比較的高い利回りで運用できること
- いつでも追加・引き出しが可能なこと
「楽天・マネーファンド」の利回りは0.448%(9/10-16平均 税引前)なので、現在のメガバンクの普通預金の金利0.200%(税引前)の2倍以上です。また、1円単位でいつでも追加・引き出しが出来るのも便利です。証券口座の待機資金を手軽に効率よく運用するには打ってつけの商品のように見えます。
実際に1000万円で運用してみた
何はともあれ、やってみないと良し悪しはわかりません。ちょうど待機資金が1000万円ほどあったので、実際に運用してみることにしました。購入して2日ほどで早くも200円あまりですが利息がつきました。購入から2週間経つと以下の状態になりました。

しっかり利息がついていますね。2週間で1173円は悪くない利息だと思います。何より証券口座を開くたびに少しずつ増えているのはなかなか良い気分です。4週間経過するとこうなりました。

短期間とはいえ複利効果が働くので、最初の2週間よりは利息が多くなっています。なんだか小学校の頃のアサガオの観察日記を思い出しました(笑)。証券口座を開くのが楽しみになります。
あとは引き出すのにどれぐらいの時間がかかるかをテストしましたが、翌営業日には引き出しが完了して使えるようになりましたので、そのストロークだけ把握しておけば問題ナシかと思います。
捲土重来、ムーブメントを作れるか?
投資歴の長い方はご存知かと思いますが、実は楽天証券は同じ目的の商品を以前も展開しており、投資の待機資金は自動的にMRFで運用されるような仕組みになっていました。

しかし、2016年のマイナス金利政策で公社債の利回りが低下したため、当時のMRFは2017年11月10日で取り扱いを終了。待機資金をMRFで運用することが出来ない状態でした。
その後、日銀は2024年3月にマイナス金利政策を解除。「金利のある世界」が戻ることで公社債の利回りも回復し、今回のMRFの復活となったのです。「楽天・マネーファンド」の滑り出しは好調で、6月18日時点で244億円の資金がこのMRFに流入したようです。

これに追随する形で、SBI証券は9月23日(火)から「SBIハイパー預金」の取り扱いを開始。これはSBI新生銀行に口座を開くことで、SBI証券の待機資金を預金として運用できる商品。金利も0.42%(税引前)とMRFと同程度です。
難点は現在同じ役割を担っている住信SBIネット銀行の「SBIハイブリッド預金」との併用が出来ないこと。「SBIハイパー預金」を使う場合には、「SBIハイブリッド預金」を休止(解除)する必要があります。住信SBIネット銀行、結構便利なので休止するのはちょっともったいないですね。
いずれにせよ、私たち投資家としては待機資金でも効率よく金利を稼げるに越したことはありません。今後もこの分野ではどんどん競争してもらって、顧客へのサービスが向上することを期待しましょう。
今回は楽天証券が再び導入したMRFについて検証してみました。投資の世界で気になることがあれば、また報告させていただきます。ではまた!
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