こんばんは、ヤギ仙人です🐐。筆者はポートフォリオの20%を日本株に当てているんですが、よく聞かれるのが「日本株に投資してどんな意味があるの?」ということ。確かにパフォーマンスでは米国株には到底敵いません。そこで今回は「日本株に投資する意味」について説明します。
日本株を買う4つのメリット
ズバリ結論を言うと、以下の4つのメリットがあると思います。
- 企業の活動や業績の情報を得やすい
- 高配当株への投資で配当を増やせる
- 株主優待で配当以外の楽しみも
- 日本の企業を応援することが出来る
❶ 企業の実態や業績の情報を得やすい
その企業がどんな活動をしていて、直近の業績はどうかなど、経営に直結する情報が国内だと手に入りやすいです。米国株は確かに好調な業績のところが多いですが、外国であるが故に店舗の様子などを見ることが出来ず隔靴掻痒な時があります。
❷ 高配当株への投資で配当を増やせる
米国株は高配当ETFが発達している分、個別の高配当株はあまり投資の対象に含まれません。日本の株式市場は成熟産業が多いため、良質な高配当株の宝庫です。この場合も情報が取りやすいことは大きなメリットになります。
❸ 株主優待で配当以外の楽しみも
実は「株主優待」は日本独自の制度で外国にはありません。外国企業は配当や成長で株主に報いるからです。株主になった以上は独自の制度を活用し、桐谷さんのように株主優待生活を楽しむのも悪くないのではないかと思います。
❹ 日本の企業を応援することが出来る
投資というのは自分のお金で企業を応援することに他なりません。せっかく応援するなら外国ではなく日本の企業がいいですよね。企業の業績が上がれば日本の経済が発展し、回り回って最終的に自分に帰ってくるということも考えられます。
東京証券取引所の地道な環境整備
そんな日本株に投資がしやすくなるように、地道な努力を続けているのが東京証券取引所です。これまでに以下の施策を打ち出しています。

それまで重複して位置付けが不明確だった各市場を、2022年4月4日から「プライム」「スタンダード」「グロース」の3市場に再編成しました。
これにより、投資家は投資対象を選びやすくなり、企業も市場に合わせた企業価値向上を目指せるようになりました。
日本企業は欧米の企業に比べて経営効率の悪さが問題視されています。これでは海外から投資資金を呼び込むことが出来ません。そのため、上記の要請を実施して「PBR1倍割れ企業の解消」や「政策保有株の放出」を促しました。
このような地道な努力によって、日本株は少しずつ投資しやすい対象に変わってきています。
投資とは「余剰資金を社会に還元すること」
そもそも、投資とはお金を増やすことだけが目的ではありません。投資家の余剰資金を資金需要のある企業に投下することで、資金を有効に使ってもらうことも目的の1つなのです。企業がその資金を使って活動することで、商品やサービスが世の中に出回り、企業の業績が上がって社会が発展するのです(下図)。

投資のリターンとは、その見返りに他なりません。つまり、社会がそれだけ豊かになった証拠であり、投資というのは社会貢献でもあるのです。長く投資をしていると判断に迷うことがありますが、そんな時に上記の視点を思い出すと意外とスムーズに物事が決められたりします。お守り代わりに覚えておいて下さい。
今回は「日本株に投資する意味」について説明しましたが、最後はなんか堅苦しい話になっちゃってスイマセン🙇♂️。ではまた!
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