こんばんは、ヤギ仙人です🐐。筆者はすでにFIREしているので、資産の成長よりも配当を重視した投資を心掛けています。とはいえ、配当10割ではあまり上手く行かないことがわかってきました。そこで、今回は筆者が最強だと思う「配当8割:成長2割を狙う戦略」について説明します。
なぜ配当10割では上手く行かないのか?
なぜ「配当10割」では上手く行かないのか? その理由は、資産を毀損する可能性があるからです。例えば、配当と成長のバランスを少しずつ変えた戦略とそれに該当する米国株ETFの分配金利回りと直近5年の資産の成長率を表にしてみると以下のようになります。(利回りと成長率は2026年2月1日現在)
| 配当10割 | 8:2 | 6:4 | 4:6 | 2:8 | 成長10割 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ETF | QYLD | JEPQ | HDV | VYM | VTI | QQQ |
| 利回り | 11.55% | 10.54% | 3.22% | 2.44% | 1.12% | 0.46% |
| 成長率 | -22.08% | +20.77% | +52.50% | +64.81% | +75.56% | +97.70% |
表の左から右に行くにつれ、利回りは下がり、成長率は上がります。ここで「配当10割」のQYLDに注目して下さい。確かに分配金利回りは11.55%と最高なのですが、資産の成長は-22.08%です。要するに、配当に特化しすぎると資産自体は漸減する可能性があるということです。いくら配当にこだわっていても、これでは投資をしていてあまり気分が良くありません。
資産の増減は気分の良し悪しだけの問題ではありません。もらえる配当金にも影響してきます。例えば、100万円で配当利回り5%の株を買い、資産が5%ずつ成長する場合の配当をグラフにしてみましょう。

配当利回りが変わらないと仮定すると、10年後の配当は5万円から7万7600円へと約55%も増額される計算になります。高配当株投資で「連続増配銘柄」が高く評価されるのはこのような理由からです。
「配当8割:成長2割」の戦略は、資産が少しずつ増えることが将来の配当を担保するのです。
具体的にどんな銘柄を選ぶべきか?
では、具体的にどんな銘柄を選ぶべきかを米国株、日本株でそれぞれ考えて行きましょう。
米国株の場合は先程も例にあげたJEPQ(JPモルガン・ナスダック米国株式・プレミアム・インカムETF)が適切かと思います。よく似た商品設計のQYLD(グローバルX NASDAQ100・カバード・コールETF)と比較しつつ、その利点を説明しましょう。
| JEPQ | QYLD | |
|---|---|---|
| 正式名称 | JPモルガン・ナスダック米国株式 ・プレミアム・インカムETF | グローバルX NASDAQ100 ・カバード・コールETF |
| 運用会社 | JPモルガン | グローバルX |
| 信託報酬 | 0.35% | 0.60% |
| 分配金利回り | 10.54% | 11.55% |
両者はともに米国のNASDAQ100を基準にしたカバードコールETFです。カバードコールETFとは、株式などの資産の保有とコールオプションの売りを同時に行うETFのことです。平たくいうと、高い分配金利回りを追求しながら、そこそこの資産の成長も狙う戦略のETFです。
アクティブ型のETFですので運用会社によって運用方針がそれぞれ異なり、信託報酬も倍ほどの差があります。そして、両者で最も異なるのが資産の成長についての考え方です。

これは直近1年のJEPQ(水色)とQYLD(青)のチャートですが、下落からの回復がJEPQの方が早いのです。この差が結果として前章であげたリターンの差になって現れるワケです。これはもう方針の違いとしか言いようがありません。結論としては、米国株の中で戦略に合致するETFを選ぶなら現状はJEPQ一択となります。
日本株にはJEPQのようなコンセプトのETFはありませんので、個別株から選ぶ形になります。スクリーニングの条件としては以下になると思います。
❶ 配当利回り4%以上で配当での還元に力点を置いていること
❷ 主業務に未だ成長性があり、地道な発展が期待できること
個別株の選択は好みもあるため推奨するワケではありませんが、イメージで言うと以下のような企業になります。(配当利回りと最低投資額は2026年2月1日現在)


どちらも配当での株主還元に力を入れており、配当利回りは5%を超えています。その上、主業務で地道に売上・利益を伸ばしており、直近10年のチャートを見ても緩やかな右肩上がりです。

また、J-REITも5%以上の分配金利回りの銘柄が増えています。本来、金利上昇局面ではREITは売られやすいのですが、旺盛なオフィス需要を取り込んで収益も上がり、2025年から価格も上昇基調に転じています。「配当8割:成長2割」を狙うには良いタイミングかと思います。
今回は「配当8割:成長2割を狙う戦略」について説明しました。FIREには欠かせない戦略なので研究してみて下さい。ではまた!
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