世界の株式 2025年地域別リターン

 こんばんは、ヤギ仙人です🐐。先日のブログ「NISA投資信託リターンランキング2025」にも表れていましたが、最近の株式の世界では異変が起きています。そこで、今回は2025年の世界の株式のリターンを地域別にまとめ、どんな異変なのか分析してみました。

2025年の地域別リターン

 地域ごとのベンチマークは、米国株がS&P500、欧州株が欧州先進国の上位600銘柄で構成されたSTOXX600、日本株がTOPIX、新興国株はMSCIエマージング・マーケット・インデックスです。これらの2025年の1年間のリターンを比較しました。

 驚いたのは、新興国株が30%以上のリターンであるのに対し、米国株はその半分以下の14.6%であること。日本株や欧州株よりもリターンで下回り、4つの地域の中で最下位となっていました。

 なぜこのような結果になったのか? もう少し掘り下げるために、比較的好調だった日本株と米国株の動きにどんな違いがあったのか、チャートを比較してみました。

 チャートを見ると、米国株はそれまでAI相場で上げていたために、3月から4月のトランプ関税ショックの落ち込みがより大きく、その後の戻りも鈍いことがわかります。それに対して、日本株は10月以降上げ幅を拡大し、その後も好調に推移しています。

 アメリカの自国の利益を追求した無理な関税政策が、却って自国の信頼と株価を傷つけてしまったことになります。昨年の米国株の不振の理由を端的にまとめると以下になるかと思います。

2025年の米国株不振の理由

AI相場ですでに割高感が高く敬遠された

トランプ関税ショックで米国への信頼が薄れた

米国株は今後10年伸び悩む!?

金も米国株をアウトパフォーム

 米国株をリターンで上回っていたのは他の地域の株式だけではありません。金(ゴールド)もかなり上回りました。以下は代表的な金ETFであるGLDとS&P500の直近1年間のチャートです。

(*緑•••GLD、青•••S&P500)

 なんと米国株の4倍近いリターンでした。金は昨年の9月以降、世界的なインフレと低金利環境を受けて上げ幅を拡大しました。この環境はしばらく続くので今後も上昇を続ける可能性があります。

ゴールドマン・サックスの不穏な予想

 このような傾向を受けて、米国の投資銀行ゴールドマン・サックスが以下のような予想を出しました。

 予想の内容は、米国株は割高感から伸び悩み S&P500の今後10年の年間リターンは6.5%、新興国株は年率10.9%と高い伸びが期待できるというもの。概ね昨年のリターンを踏襲するような予測になっています。

今後の投資にどう活かすべきか!?

 では、このような状況を今後の投資にどう活かすべきでしょうか? 私たちが目指すべきは長期投資です。再三申し上げていますが、長期投資においては投資の軸は簡単にブラさないことが肝要です。

 投資のリターンというものは、「昨年良かったものが、今年は悪い」ということの連続です。後追いで対応すると損をします。大事なのはどっちに転んでもいいようにしておくこと。例えば、オルカンの投資信託を積み立てているのなら、どこの地域が伸びても特段の対応は必要ありません。

 但し、金に関しては今後も価格が上がる可能性が考えられますので、対応を検討する必要があるかもしれません。


 今回は2025年の株式の地域別リターンから、今後の投資について考えてみました。ではまた!

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