こんばんは、ヤギ仙人です🐐。イラク問題で不安定な動きを見せる米国株。実はその動き以外に年明けから米国株の「ある特徴的な動き」が顕著になって来ました。様々な米国株ETFのチャートを元に、その動きについて説明します。
昨年末から始まっていた特徴的な動き
最近の米国株ETFのチャートを見ていて、ある傾向に気がつきました。
・キャピタルゲインを追求するETFは不調(QQQ,VOO)
・インカムゲインを追求するETFは好調(HDV,SPYD)
試しにNASDAQ100指数に連動するQQQ(インベスコQQQトラスト・シリーズ1)とHDV(iシェアーズ・コア 高配当株 ETF)の直近6か月のチャートを比べてみるとこの様になりました。

QQQが下降しているのに対し、HDVは年明けから急上昇しています。この理由は生成AI関連株の価格が上がり過ぎたために、投資家の資金が高配当株を含むディフェンシブな銘柄に集まっていること。参考のため、ディフェンシブなETFの代表ともいえるVTV(バンガード・米国バリューETF)と先程のHDV、同じく高配当株ETFのSPYD(State Street SPDR ポートフォリオS&P500 高配当株式ETF)の直近1年のチャートを出してみましょう。

昨年の11月下旬から、まずVTVが先行して上昇し、年が明けてからHDVとSPYDがそれに追随しているのがよくわかります。この「2026年の米国市場ではバリュー株に資金が集まる」という可能性については、一部の投資関係者から示唆されていました。
米国株で一体なにが起きているのか?
米国株でいま起きていることは米国株特有のことではありません。投資の世界全体で必ず起きる「投資対象は循環する」という現象です。
<「投資対象は循環する」とは?>
① ある市場や商品群が人気になると価格が限界まで上がる
② 上昇余地がなくなると投資家の資金は割安な市場や商品群に配分される
③ 割安な市場や商品群も人気になると価格が限界まで上がる
④ こうして投資家の資金は次の割安な市場や商品群を求めて循環していく
要するに、高いリターンをあげることが至上命題である投資資金は、焼畑農業のように割高なものから割安なものに遷移していき、最初に割高だったものが割安になればまたそこに戻っていくのです。こうして投資対象は循環して行くことになります。
また、循環する渦巻きには上部構造と下部構造があることも見逃してはいけません。

世界の株式市場の資金の流れを俯瞰すると、上部構造では米国株から新興国株や日本株への遷移が起きていて、下部構造では米国株式市場で成長株からバリュー株への遷移が起きているワケです。
こういう大きなお金の流れを意識しながら投資をすることで、株式投資のリスクを減らすことが出来ます。当然、「循環」ですから どこかの段階で元の市場や商品群に資金が戻って行くことも頭の片隅に置いておきましょう。
今回は現在の米国株の特徴的な動きから投資資金の循環について考えました。ではまた!
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