投資のリターンは何%を目標にするか?

 こんばんは、ヤギ仙人です🐐。皆さんの投資のリターンの目標は年率何%ですか? 投資の世界では、プロであるファンドマネージャーの目標と個人投資家の目標がごっちゃになっている気がします。そこで今回は個人投資家が目指すべきリターンについて説明します。

個人投資家は市場平均に勝たなくていい

 投資の世界でよく言われるのが「プロのファンドマネージャーでも、市場平均に勝てるのはわずかである」ということ。

 これは金融庁の資料から筆者が作成したグラフですが、10年間で市場平均であるインデックスファンドを上回ったアクティブファンドの割合は2〜3割しかありません。元々この資料は「だからインデックスファンドに投資するのが正解なんです」と言うためのものです。でも、何だかこれを見ると自分は市場平均を上回らなければならないような気になってしまいますね(笑)。

 ハッキリ言いますが、個人投資家は市場平均を上回る必要はありません。なぜなら、欲をかきすぎると失敗するからです。では、個人投資家は年率何%のリターンを目標にすべきなのでしょうか?

長期的な成長率からリターンを割り出す

 原則として、個人投資家の投資の目標リターンは株式の長期的成長率から設定するべきだと思います。そんな時に役立つのが以下のグラフです。

 これはジェレミー・シーゲル著「株式投資 第6版 長期投資で成功するための完全ガイド」からのグラフです。米国の各資産のインフレ調整後のリターンを220年にわたって表したものです。これによると株式のリターンが最も高く、年率リターンは平均で6.9%でした。

 ここでいう「株式」とは米国株を指しているので、米国株以外にも分散投資することを考えると私たち個人投資家が目標にすべき年率リターンは6%というのが妥当なところではないかと思います。

 「随分低いな」と思った方もいると思います。ただ、投資においては当初の目標設定はこれぐらい控えめにしておいて、それを超える分はボーナスと捉えるのが良いと思います。年率6%でも月3万円を30年間積み立てれば2,938万円。定年後に夫婦で過ごすには十分な資産です。

実際のリターンはもっと高いことが多い

 実際には投資の年率リターンはもっと高くなります。試しにSMAXIS Slimの主要な投資信託の直近5年の平均リターンを高い順に並べてみましょう。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)               24.0%

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(除く日本)       22.5%

eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)         20.9%

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)               17.2%

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス              12.4%

 ここ最近は米国株を中心に好調な時期が続いたので、米国株を含む投資信託は年平均で20%以上と高いリターンをマークしています。ただ、株式相場には「ドットコムバブルの崩壊」や「リーマン・ショック」など低迷する時期もありますので、それも含めて6%と考えておけば調子に乗ることもありません。

 逆に「15%以上」など、いたずらに高いリターン目標を設定してしまうと無理な取引をせざるを得なくなり、却って損をすることになります。株式投資とは、自分が取るべきリスクを正確に取ることができる者が得をするゲームなのです。


 今回は個人投資家が目標にすべき投資のリターンについてお話ししました。ではまた!

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