こんばんは、ヤギ仙人です🐐。高配当株投資は配当利回りだけに注目してはいけません。配当と成長、両方を狙うことで結果として配当も増える戦略があるのです。今回はある投資家の実例からその戦略の効果を検証します。
企業は配当利回りで3つに分類できる
日本企業を配当利回りで分類すると、以下の3つのタイプに分けることが出来ると考えられます。

配当なしから利回り2%台までが企業の成長に特化した成長特化型。配当利回り3〜4%台が成長と配当を同時に目指す成長+配当型。配当利回り5〜6%が配当に特化した配当特化型です。
これは成長と配当、どちらで株主に還元するかという企業の姿勢の違いによるものです。
成長特化型は会社が稼いだ利益を配当に回すよりも成長している自社の事業に注ぎ込みたいという新興企業に多く見られ、逆に配当特化型は事業の成長は緩やかで安定していて、豊富なキャッシュを配当で株主に還元したい伝統ある企業が多いのです。成熟産業のため利益を注ぎ込むべき新たな事業が見当たらない会社と言い換えることも出来ます。
そして、その中間に位置するのが成長+配当型です。成長を目指しつつ配当でも株主に還元する企業群です。「3〜4%の配当など大したことないじゃないか」と思う方がいるかもしれませんが、この企業群の中には事業の成長に合わせて配当も増額してゆく連続増配銘柄が含まれており、表に現れた配当利回りだけでは測れない部分があるのです。
筆者はすでにFIREしているので、配当特化型の中から財務内容が良い企業を選んで買っていますが、ある投資家の話で成長+配当型の威力を思い知らされました。今回はその実例から連続増配株投資のインパクトについて検証します。
主要銘柄の株価は6倍、配当は3倍に
ある投資家とは、以前このブログにも登場したFIRE仲間のJ君です。筆者の中学・高校時代からの友人でもあります。
J君は高配当株投資を中心に資産運用を行なっています。2020年のコロナショックあたりから本格的に日本株の取引を始め、2025年にFIREした段階ですでに十分な金融資産と年間配当額を築いていました。その投資対象の中心が連続増配銘柄で、主要3銘柄のパフォーマンスを聞くと以下の通りなかなかのものでした(株価は2020年7月〜2026年10月23日の推移、配当は2021年3月期〜2027年3月期予想までの推移)。



3社とも株価は6倍前後まで上昇し、配当も3倍程度に増えています。もちろん、持ち株がすべて好調というワケではないと思いますが、主要銘柄がこれだけのパフォーマンスを上げていれば、キャピタルゲイン・インカムゲインの両面で十分な成果だと言えます。
何よりいずれも日本を代表する優良企業で経営も安定しており、株式を保有する側の安心感はハイテク株とは比べ物にならないと思います。3社とも株価が上昇したことにより現在の配当利回りは2%台後半まで落ち込んでいますが、配当は買付時から3倍程度に増えているので問題ありません。今後、業績が向上すれば更なる増配も期待できます。
これが連続増配株のインパクトであり、見かけの配当利回りにだまされてはいけない理由なのです。
この投資手法は今後も通用するのか?
では、この連続増配株投資は今後も通用する投資手法なのでしょうか?

確かに、今回の例は2023年からの日本株の復調に上手く乗れたという面が多分にあります。ご本人もそのことは十分認識しているのが言葉の端々から伝わってきました。ただ、成長と配当の両面で株主に還元しようとする経営の安定した優良企業の株式に投資することは、どんな相場環境であっても優れたパフォーマンスを上げる確率は高いのではないかと思います。
最近はNISAの成長投資枠で日本の高配当株を買い付ける投資家が多いようですが、配当利回り3〜4%の連続増配株はその対象としてうってつけであると言うことが出来ます。
逆に一時的な配当利回りの高さだけでポートフォリオを組んでしまうと、その後減配したり、株価が下落してしまう、というリスクに直面します。だから、高配当株投資では見かけの配当利回りだけでなく、その企業がどのような姿勢で株主に還元しようとしているかに注目する必要があるのです。
今回は高配当株の中でも連続増配株のインパクトについて検証しました。ではまた!
🩷↓ブログが面白かったらポチッとしてもらえると嬉しいです。
にほんブログ村
