2025年の注目トレンド

 こんばんは、ヤギ仙人です。毎年年末は翌年の予測が経済誌やWebを賑わしますね。投資の世界も同じで、今年もセンセーショナルで大げさな記事が踊っています。でも、あまり気にする必要はありません。今回はこれだけ押さえておけば十分という2025年の注目トレンドを3つご紹介します。

3つの注目トレンド

① 米国株の調整

 トランプ次期大統領への期待で米国株価指数は軒並み史上最高値を更新しました。しかし、各種指標を見るとすでに明らかな高値圏サインが点灯しており、いつ調整してもおかしくない状態です。現在の予想では、2025年前半から中盤にかけて短期間の調整に入ると見る向きが多いようです。ただ、米国経済は引き続き好調に推移していますので、その後値を戻す展開になると予想されます。短期投資家にとっては絶好の買い場になりますし、新NISAのつみたて投資枠で米国株ファンドを積み立てている投資家は自信を持って積立を続けて下さい。

② 暗号資産の続伸

 2024年終盤、最高値を更新した暗号資産(仮想通貨)が2025年はさらに高値を更新する可能性が高まっています。米暗号資産投資企業のギャラクシーデジタルが発表した市場予測では、ビットコインは上半期に15万ドル(約2,370万円)を超えると予想しています。また、暗号資産運用会社ビットワイズのリポートでは、ビットコインは年内に20万ドル(約3,160万円)に達すると予測しています。ビットコイン現物ETFへの資金の流入に加え、企業や国家の保有が増えることがその理由です。この流れにより、暗号資産は金に匹敵する資産としての価値を確立するものと思われます。

③ インバウンド過去最高を更新

 好調なインバウンド関連ですが、2025年は訪日外国人数が4,200万人に、消費額も8.5兆円に達すると予測されています(株式会社イントランス予測)。円安に加え、大阪・関西万博の開催が訪日観光客の増加に拍車をかけるためです。インバウンドの好調はすでに長期的な傾向になって来ているので、インバウンド関連株(旅行、百貨店等)の更なる上昇が期待されます。また、訪日外国人の口コミにより、日本の強みである外食産業の海外進出が促進される等のメリットも考えられます。

投資をするのに情報はそれほど必要ない

 皆さんは「情報オーバーロード」という言葉をご存じでしょうか?

「情報オーバーロード」とは?
  • 処理能力を上回る情報量によって、情報を処理できずに意思決定が困難になること。

 Webにより日々大量の情報を取得できる現代社会は、まさに「情報オーバーロード」の状態だと思います。これは筆者の持論ですが、投資をするのに情報はそれほど必要ありません。少数の的確なトレンドさえつかめていれば投資で利益を上げることは難しくないからです。むしろ、正確性の低い情報が沢山ある方が投資には害悪になります。今回の3つのトレンドを軸に、皆さんが思い思いの情報の肉付けをして頂ければ、2025年の投資で十分な利益を上げられるものと確信しています。

 今回は2025年の注目トレンドについてお伝えしました。今後も投資に有益なトレンドがあれば随時お伝えしていきたいと思います。ではまた!

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