成長株投資と高配当株投資 どっちがお得?

 投資のアクティブ運用の方法で人気を二分するのが「成長株投資」と「高配当株投資」。特に株価が低調な時には高配当株投資に注目が集まります。でも、この2つどっちがお得なんでしょうか? そこで今回はこの2つの投資手法を比較して、メリット・デメリットを分析します。

代表的な米国ETFで比較してみると…

 本来、この2つの投資手法は投資家がそれぞれ個別株を買い集めて独自のポートフォリオを作成するのですが、それを比較するのは難しいため、今回は代表的な米国ETFで比較してみます。比較するのは以下のETFです。

成 長 株 投 資 → VUG(バンガード・グロースETF)

         ベンチマーク:CRSP USラージキャップ・グロース・インデックス

高配当株投資 → HDV(iシェアーズ・コア高配当株ETF)

         ベンチマーク:モーニングスター配当フォーカス指数

 この2つをトータルリターンで比較します。トータルリターンとは、資産価値の増大と配当・分配金を合わせた総合的な収益のことです。ETFをトータルリターンで比較する時に便利なのがETFreplay.comという米国のサイト。過去10年間のトータルリターンを比較してみました。

 比較した結果は意外なほどの差がつきました。

比較した結果は…

・トータルリターンではVUGが10年間で2倍以上と高いリターンを達成した

・但し、VUGはボラティリティも高く資産の価格が不安定になる傾向がある

 損か得かの比較でいうと成長株投資の代表であるVUGが良い結果を残しています。しかし、事はそんなに単純ではないようです。さらに検討するためにメリット・デメリットに分けて分析してみました。

VUG(成長株投資)

  • 総合的なリターンが高い
  • 資産価格の変動が大きい
  • 配当等の定期的な収入は小さい

HDV(高配当株投資)

  • 総合的なリターンは低い
  • 資産価格の変動は小さい
  • 定期的な収入が大きい

 成長株投資は総合的なリターンは高いけれども、資産の変動が大きく定期的な収入が小さいので年齢が若いうちに取り組むのに向いていると考えられます。対して高配当株投資は総合的なリターンは低いものの、資産の変動が小さく定期的な収入が見込めるため年齢が高い人やおこづかいが欲しい人に合っていると言えます。

 投資手法にはそれぞれ特徴がありますので、自分の性格やライフサイクルに合わせて最適な手法を選んでいただきたいと思います。

 今回は成長株投資と高配当株投資のメリット・デメリットについて検討しました。今後もこの2つの投資手法で興味深い話があれば取り上げたいと思います。ではまた!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です