こんばんは、ヤギ仙人です🐐。高配当株は買って終わりではありません。安定して配当を生み出すためにポートフォリオの管理が必要になります。でも、あまり手間はかけたくないものです。そこで今回は「ものぐさ投資風 らくらく高配当株管理術」をお伝えします。
高配当株はアプリで管理しよう
高配当株を手軽に管理するにはスマホアプリがおススメです。いくつか類似のアプリはありますが、ユーザーの感想をまとめると「配当管理」一択かと思います。

配当管理の便利ツール「配当管理」
この手のアプリの便利なところは、「銘柄」と「保有株数」と「取得単価」を入力すれば、あとはアプリが自動で自動で計算してくれるところです。「保有株数」と「取得単価」は証券会社のHPを見ればすぐにわかります。

まず資産についてですが、左のグラフのように入力した銘柄について総覧することが出来ます。
上下のタブをタップすれば、種別として「個別」以外に「セクター」別と「景気影響」別の比率を。国別として「日本」「米国」「投信」に分けて比率を確認することが出来ます。

配当については、冒頭に年間配当金額の総額が表示されます。
その下の配当ポートフォリオは、先程の資産から実際にどれだけの配当が年間に生み出されるかの比率が表示されます。これにも上下にタブがあり、種別として「個別」「セクター」「景気影響」の3種類の表示が。国別として「全て」以外に「日本」「米国」「投信」の3種類の表示が可能となっています。
その他にも「月別配当金額」のグラフ表示など、個人で高配当株を管理するには十分過ぎる機能がついています。
日々の株価や配当利回りの変動は自動的に反映されるので打ち直す必要がありません。これが基本機能だけであれば無料で利用できるのですから、使わない手はないと思います。
どの部分をチェックすべきなのか?
まずは資産である保有株のバランスをチェックしましょう。

上図(左)のように「セクター」のタブを押すと、株式の種別と業種が表示されます。この中で業種が特定のものに集中していないかの確認が必要です。特定の業種に偏っていると、その業界が不調に陥った場合のリスクが高くなります。
また、上図(右)の「景気影響」で持ち株全体の景気影響をチェックします。ポイントは景気の影響を受けやすい景気敏感株に偏りすぎないようにすることです。
ただ、この2つのチェックはそれほど神経質になる必要はありません。
高配当株投資の場合、配当利回りの低下は死活問題です。利回りの低下には、以下の2つの理由があります。
① 株価の上昇による利回りの低下
株価が上昇すると表面上の配当利回りは低下します。購入価格で見れば利回りは維持されていますが気にはなりますよね。放置でも問題ありませんが、よほど株価が高くなった場合は売却して他の高配当を購入することも検討しましょう。
② 業績の悪化による利回りの低下
業績の悪化で配当金が目減りすることによる利回りの低下です。本当は業績が悪化し始めたら売却してしまいたいところですが、それに気づくのは難しいので減配が発表されたら躊躇なく売ってしまいましょう。そのような銘柄を放置するとポートフォリオ全体の利回りに影響が出てしまいます。
高配当株ポートフォリオの管理はリバランスと同じで定期的に行った方が良いでしょう。決算後の6月と12月の年2回程度がちょうど良いと思います。しっかり管理して安定収入を手に入れましょう。ではまた!