FIRE後に問われるのは「暇をつぶす能力」

 こんばんは、ヤギ仙人です🐐。FIRE後は仕事をしている時には問われなかった能力を問われることになります。それは「暇をつぶす能力」です。何故それが問われるのか?それにどのように対処すべきか?をお伝えします。

なぜ「暇をつぶす能力」が問われるのか?

 「暇をつぶす能力」と聞いて”なんだ、そんなことか”と思われた方が多いと思いますが、実はこれが意外と難しいのです。よく「FIREしたけれどもやることが見つからない」と言って仕事に復帰する人がいますが、これなどは明らかに「暇をつぶす能力」の低さに由来する問題だと筆者は考えています。

 この原因としては、「FIREが自己目的化していること」と「FIRE後の生活に夢を見すぎていること」が考えられます。FIREは直訳すると「経済的自立」と「早期リタイア」。自分で見つけない限り、やることがないのが当たり前なのです。

 皆さんが勤めている「会社」とは非常によく出来たシステムです。というのも、会社のビジョンという大義名分に自分の存在意義を重ね合わせることで、それほどでもない人の人生でも意味があるかのように見せてくれる「幻を映し出す機械」だからです。

 FIREするということはそういう他人が作ったビジョンからドロップアウトするワケですから、「自分の時間をどう使うか」ということについてある程度考えがあるに越したことはないのです。

「暇をつぶすテーマ」をどう見つけるか?

ポイントは「自分が興味を持てること」

 では、具体的にどんなことに時間を使うのがよいのか?はっきり言って何でもよいのですが、ポイントは「ちょっとでも自分が興味を持てること」にすること。興味がないことに取り組んでも苦痛でしかないですから。これを「ちょっとした楽しみ」と呼びましょう。

<「ちょっとした楽しみ」の具体例>
・近所の図書館に行ってみる・近所を散歩して新しい店を探してみる
・新しく出来たスポットを探訪してみる・高校・大学時代の友人と連絡を取ってみる
・昔やっていたスポーツに再度取り組んでみる・好きな作家の小説を全部読んでみる
・好きな画家の絵画を順番に見に行ってみる・好きな食べ物の有名店を回ってみる
・「日本百名城」を順番に巡ってみる・ゴルフの有名コースをラウンドしてみる
・Netflixで好きな連続ドラマを全部見てみる・「推し活」の候補を探してみる
・趣味の集まりに参加してみる・興味のあるボランティアに参加してみる
・スタバの新作を全部飲んでみる・街中で通り過ぎる人を観察してみる

 見てわかる通り、本当に「ちょっとしたこと」です。方向性は「集中」よりも「拡散」。それをやってみて他に興味のあることが出てきたら、そっちもやってみましょう。意外とそういうところから普段出会えない人と知り合えたり、自分でも知らなかった自分の好みが発見できたりするものです。

判断基準は「自分がやりたいかどうか」

 実は筆者も含めて会社で仕事をしてきた人たちというのは、自分でやることを見つけるのがあまり得意ではありません。なぜなら、会社に所属していると黙っていても仕事がたくさん降ってきたからです。そういう人は「何でもやっていい」と言われると却って困ってしまうものです。

 そういう時は「自分がやりたいかどうか」の一軸で物事を判断しましょう。会社にいる時は「会社が儲かるかどうか」や「社会的に意義があるかどうか」という経済的・社会的な視点が必要でしたが、会社を辞めてまでそれらの視点にとらわれる必要はありません。今は個人の「好き」や「推し」が世の中を動かす時代です。

「ちょっとした楽しみ」を積み重ねるメリット

 このようにして決めた「ちょっとした楽しみ」を積み重ねるというのがFIRE後の生活の極意なのです。これには2つのメリットがあります。

先々の予定が立って生活にリズムが生まれる

 仕事でもそうですが、先々の予定が決まっているとリズムが生まれて作業が捗ります。FIRE後の生活も同じこと。「ちょっとした楽しみ」を積み重ねることで、生活にリズムが生まれて意欲が向上します。動き続けることで次にやりたいことも見つかるようになります。

「楽しいこと」をすることで気分よく過ごせる

 大人は自分の機嫌は自分で取らなければなりません。特にやることもなく、常に仏頂面をしていては人も寄りつきません。その点、自分で企画した「楽しいこと」をしていれば、気分よく過ごすことが出来ます。そういう人の周りには人も集まり、他の「楽しいこと」の話も持ち上がります。

 とにかく、どんなに小さなことでもいいので「ちょっとした楽しみ」を見つけて実行してみる。それが「楽しいこと」の好循環を生み出します。新しいことに取り組むのはワクワクしますし、物事を計画することは脳の活性化にもつながります。FIRE後の生活はそれを心がけて暮らしていけば行き詰まることはありません。


 今回はFIRE後に問われる「暇をつぶす能力」についてお話ししました。皆様のFIREライフが充実したものになることを祈っています。ではまた!

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