こんばんは、ヤギ仙人です🐐。昔からよく「お金がお金を生む」などと言われます。お金持ちや資産家が口を揃えて言うこの言葉、はたして本当なんでしょうか?どんな仕組みでそうなるのか確認してみました。
洋の東西を問わず言われ続ける「お金の真理」!?
「お金がお金を生む」。これに類する言葉は昔から洋の東西を問わず言われ続けてきました。
ベンジャミン・フランクリン(米国の政治家・文筆家)

「お金はお金を生む。そしてお金が生んだお金が、さらにお金を生む。」
本多 静六(日本の造園家・投資家)

「とにかくお金というのは雪だるまのようなもので、初めはほんの小さな玉でも、その中心になる芯ができると、あとは面白いように大きくなってくる。」
ウォーレン・バフェット(米国の著名投資家)

「人生は雪だるま(スノーボール)のようなものだ。大切なのは、濡れた雪と、本当に長い坂道を見つけることだ。」
言っている人間の顔ぶれをみると、ある程度の妥当性は認めても差し支えないように思います。それにしても、こうして並べてみると何か同じことを言っているように見えますね。どうも「雪だるま」というのがキーワードのようです。
筆者自身の総資産の推移を見ても、ある時点を超えたところからギアが一段上がったように資産が増加するスピードがアップしました。お金がお金を生むのは本当だとしても、ある程度以上の金額が必要であるような気がします。

どんな仕組みでお金はお金を生むのか?
では、どんな仕組みでお金がお金を生むのでしょうか?筆者とその周りの億単位の資産を持つ投資家の行動から必要なプロセスを抽出すると以下のようになります。
金融リテラシーの向上
投資の複利効果による資産の増加
資産の増加による情報の結集
❶ 金融リテラシーの向上
まず第一に投資家の金融リテラシーの向上が必要になります。金融リテラシーが低い状態では、「お金がお金を生む」ところまで至りません。お金の重要性を理解し、投資の必要性を実感し、年齢に応じた適切な投資行動を取ることが必要になります。「金融リテラシーの向上」はお金がお金を生むための最低条件と言うことが出来ます。
❷ 投資の複利効果による資産の増加
次の段階として、地道に投資を続けることで複利効果によって徐々に資産が増えてきます。ただ、複利効果も最初は小さいので長く続ける必要があります。前章でバフェットが言う「本当に長い坂道」とは長く続けられる正しい投資方法と対象のことを指しています。長く続けるうちに「年間のキャピタルゲインが年収を超える」などの嬉しいサプライズが起きてきます。
❸ 資産の増加による情報の結集
最後の段階として、資産が増加することで情報が集まりやすくなります。実は世の中にはある程度以上の資産がないと入ってこない情報があるのです。例えば、年率10%以上の高利回りの私募債は最低でも1口300万円程度からですし、程度の良い投資用のマンションはワンルームでも2000万円程度はします。募集をかける側は作業効率を上げるため、確実にお金を出せる人にしか情報を提供しません。これを「インナーサークル情報」と呼びます。
このようなサイクルが起こることで「お金がお金を生む」、つまり「すでに資産を持っている人の資産がさらに増える」という正のフィードバックが発生します。そして、この正のフィードバックが発生するためには、先程も指摘したようにある程度のまとまった金額、つまり「資産の閾値」が存在するのです。
投資での「資産の閾値」は1億円!?
「閾値」とは、何らかの反応や変化を引き起こすために必要な境界になる値のこと。
筆者の周りの投資家と雑談した範囲では、投資における「資産の閾値」はどうやら1億円あたりのようです。実際、筆者も金融資産が1億円を超えたあたりから資産の増加スピードが上がりましたし、集まってくる情報の量も増えました。もちろん、元手があるためにこちらから積極的に情報を取りにいった部分もあると思います。ただ、気をつけなければならないのは、集まってくる情報の中には悪意のあるものも含まれるということ。

これは警視庁が発表したデータを元に東洋経済がまとめたグラフですが、SNS型の投資詐欺は2025年に急増しました。被害総額は1247億7千万円で前年比43.2%増です。SNSで知り合った人から詐欺話が持ちかけられるという単純な手口ですが、金融庁もHPで警戒を呼びかけています。
「お金がお金を生む」というのは、結局フランスの経済学者トマ・ピケティが言った「r>g(アール大なりジー)」と同じ意味です。これを平易に説明すると「資産が増えるスピードの方が給料が増えるスピードより早い」ということですから。そうなると当然、「持てる者と持たざる者の格差」はさらに拡がることになります。
その格差は投資詐欺などの犯罪の遠因になる可能性があります。最終的には、持ちかけられた話の真偽を投資家自身がジャッジするという「金融リテラシー」に帰着することになりそうです。
今回は「お金がお金を生む」という話は本当なのかについて考えました。ではまた!
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