こんばんは、ヤギ仙人です🐐。皆さんは資産配分の中で現金の比率はどれぐらいにしていますか?これにも一応 基準になる考え方があるのです。果たしてそれは如何なるものか?今回は資産配分の現金比率について説明します。
一定の現金が必要な3つの理由

現金の比率は経済用語で「キャッシュポジション」と呼ばれ、資産運用のみならず企業経営においても重要と見なされて来ました。その理由は、人も会社も現金がなければ生きられないからです。中でも人が生活するための現金の役割は以下の3つに大別されます。
❶ 生活費と生活防衛資金
生活費とは読んで字の如しで月々の生活費のこと。生活防衛資金とは、病気やケガ、失業といったまさかの事態に備えるためのお金のことです。これが不足すると生活できない上に余計な金策に走り回らねばならず、精神的な余裕を失うことになります。
❷ ライフイベント資金
ライフイベント資金とは、子供の進学費用や車の購入費用、住宅の頭金など、数年以内に使うことが決まっているお金のこと。手元に置いておくというより、定期預金や学資保険などで必要な時に用意できるように準備しましょう。
❸ 投資の待機資金
積立投資のために準備しているお金や市場が暴落した時用の買付資金など、投資のために待機しておくお金です。資金をすべて投資してしまうとリスクが高まるため、次の章で示すように一定の割合を現金として残しておくことが推奨されています。
適切な現金比率の基準はどの程度か?
では、どれぐらいの比率で現金を保有しておけば良いのでしょうか?これには2つのアプローチが考えられます。
◆ 生活費の6か月〜1年分
◆ 資産ポートフォリオの最低10%
◆ 生活費の6か月〜1年分
前出の「生活費と生活防衛資金」と「ライフイベント資金」を満たすための基準です。1か月の生活費が30万円であれば180〜300万円というイメージで、預金がこれに達していない場合はキャッシュが不足しているということです。これだけあればある程度のニーズに対応できますが、住宅の頭金など特別な用途がある場合は別途調達する必要があります。
◆ 資産ポートフォリオの最低10%
前出の「投資の待機資金」に対応する基準です。総資産が2000万円なら最低200万円は現金で保有しておく考え方です。もちろん、キャッシュポジションが多い方がリスクを低減できるので、お好みに応じて20%〜30%と高めに設定することも可能です。
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要するに「急な出費にも対応でき」「投資のチャンスを逃さない」という条件を満たしていれば問題ないということです。従って、楽天証券の「楽天・マネーファンド」のようなMRF(マネー・リザーブ・ファンド)で保有しておくこともおススメです。銀行預金よりも利回りが高い上に、引き出し申込の翌営業日には資金が使える優れモノです。
最終的には自分の生活スタイルに合わせて
とはいえ、資産に占める現金の比率は筆者が楽天・マネーファンドを除くと6.4%、以前紹介した資産の取り崩しで生活するA君は50%と非常に幅があります。一体どれぐらいが正解なのでしょうか?正解は「お金のリテラシーによって変わる」です。おさらいですが「リテラシー」とはこの場合、”お金についての知識や判断力”という意味です。
筆者もそうでしたが、若い頃は預貯金もあまりないしお金のリテラシーも高くありません。その場合は、生活費や不測の事態で資金がショートしないように高めの現金比率を維持する必要があります。
中高年になると預貯金や金融資産も増えて、お金のリテラシーも向上します。そうなると、ある程度どんなことでお金が必要になるか予測できるので、必要要件を満たした上で自分の生活スタイルに合わせて現金比率を保てばよいようになります。
【若年層】 預貯金額少なく、リテラシーは低い → 高めの現金比率で自己防衛
【中高年】 預貯金・資産多く、リテラシーは高い → 生活スタイルに合わせた現金比率
筆者が現金比率6.4%で足りるのは、ライフイベントもほぼ済んで大きなお金の出入りがないから。そうであれば資産運用に出来るだけ資金を投下したい。幸いどの投資先にどの程度のリスクがあるかも概ね理解していますし•••、という具合です。
前出のA君のようにFIRE後 資産の取り崩しで生活している人は現金比率を比較的高めにしている人が多いように見受けられます。取り崩しという心理的負担が伴う作業をすることに加えて、さらに現金がショートする心配をしたくないのだと思います。
この現金比率、意外と投資家の性格が出るようなので興味深いですね。
今回は資産配分の現金比率はどれぐらいが良いのかをお話ししました。ではまた!
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