コア・サテライト戦略

 こんばんは、ヤギ仙人です。今回は「コア・サテライト戦略」について説明します。この戦略は投資の根幹をなす戦略で、特に市場から退場しないための「守り」の意味合いが強い戦略です。筆者が実践する「ものぐさ投資」でも、このコア・サテライト戦略は大変重要な位置づけになっているのでなるべくわかりやすく説明したいと思います。

コア・サテライト戦略とは?

 コア・サテライト戦略とは、保有する資産をコア(中核)とサテライト(衛星)に分けて運用すること。コア部分は長期で安定的に運用し、サテライト部分はより高いリターンを求めて積極的に運用します。コアが「守り」、サテライトが「攻め」と表現してもいいですね。では、なぜ2つに分けるのか?それは、

 実は、筆者が実行している「ものぐさ投資」でも、コア・サテライト戦略を基本としています。

この場合、コアはインデックス投資、サテライトは成長株投資と高配当株投資です。また、今年1月から実施された新NISAも「つみたて投資枠→コア,成長投資枠→サテライト」ですから基本的に同じ構造です。

 具体的な運用方法ですが、下記の表のようにコアは70~80%サテライトは20~30%というのがバランスとして最適であると考えられています。

サテライトは、例にあるようにコアよりも1段階から2段階高いリターンを得られる投資対象を選びます。例2の場合で説明すると、30年平均リターンでコアの全世界株式が8.7%、サテライトの先進国株式が10.9%ですのでサテライト部分でより高いリターンを得ることが出来る計算になります。このようにリスクをコントロールしながら、より高いリターンを求めるのがコア・サテライト戦略の要諦です。

合わせて考えたい「リスク許容度」

 コア・サテライト戦略を実行する際に重要なのは、「リスク許容度」をしっかり認識しておくことです。リスク許容度とは、「投資に際して自分がどの程度のリスクを引き受けられるか」ということになります。これを認識していないと「なにを」「どこまで」攻めるべきか皆目見当がつきません。

 一般的なリスク許容度の判断は以下の考え方に基づきます。

例えば「年収」で見ると、年収が「少ない」場合は投資資金も少ないはずなのでリスク許容度は「低い」、年収が「多い」場合は投資で失敗しても取返しがつくのでリスク許容度は「高い」、といった具合です。ただ、筆者が不満なのは「年齢」についての解釈です。当然、年齢が「低い」方がリスク許容度は「高い」という判断になりますが果たしてそうでしょうか?実は投資初心者ほど無用なリスクを取って大やけどし、市場から退場してしまうケースが多いのです。

 筆者としては、20~30代の内は個別株等でのリスクを取り過ぎず、インデックス投資で愚直に資産を増やしてほしいと思います。

インデックス投資での組み合わせは?

 では、インデックス投資でコア・サテライト戦略を実行する場合にどんな組み合わせがあるでしょうか?「守備的」「攻撃的」の2つのパターンで考えてみましょう。

 守備的なセットでも、30年平均リターンで全世界株式が8.7%、S&P500が11.2%ですから良好なリターンが期待できます。攻撃的なセットでは先進国株式が10.9%、NASDAQ100が17.1%なのでかなりのリターンです。攻撃的なセットはその分リスクも伴いますから、選択する場合はリスクを考慮した上で選択して下さい。どちらも十分なリターンが望めますので、新NISAの上限1,800万円まではインデックス投資のみでまったく問題ありません。

 今回はコア・サテライト戦略について実例を交えて説明しました。今後も投資の基本となる戦略や考え方について取り上げていきたいと思います。興味があればお立ち寄り下さい。ではまた!

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