コスパやタイパより「自分の感性」を優先する

 こんばんは、ヤギ仙人です🐐。FIREしたら生活を変えるだけでなく思考と行動のシフトチェンジをしなければなりません。それはコスパやタイパより「自分の感性」を優先するということ。一体どういうことなのか?今回はこれについて説明します。

FIREしたら思考と行動のシフトチェンジが必要

 いうまでもなく、「コスパ」とはコストパフォーマンスのことで費用対効果を重視する考え方、「タイパ」とはタイムパフォーマンスのことで時間対効果を重視する考え方です。

 費用も時間も経営学でいうところの「限られたリソース(経営資源)」ですから、これを効率よく使うことは資本主義においては正しい考え方であり、特に利潤を追求する会社での仕事では当然重視されるべきスタンスと言うことが出来ます。

 しかし、最近は仕事を離れてもコスパとタイパを過度に重視する向きが増えています。SNSやソーシャルメディアの膨大な情報の中から自分に合ったものを効率よく見つけるための方便だと思うのですが、手段が目的化しているように思います。音楽を早送りで聴くに至っては、もう何がしたいのか理解に苦しみます。

 コスパやタイパを重視する目的が「自分の理想とする生活を実現するため」ということであるなら、FIREはそのゴールに当たります。ですから、FIREを実現した以上はコスパやタイパを解除して思考と行動のシフトチェンジをしなければならないのです。

「自分の感性を優先する」とはどういうことか?

 現代社会ではどうしても物事を「成功・失敗」「勝ち・負け」という単純な二元論で捉えてしまいがちです。しかし、それらの概念は他人との比較を前提とするため、精神的に安定することがありません。「自分の感性を優先する」とは、効率という尺度を取り払って「自分の気分が上がるもの」「自分の腹に落ちるもの」を選択するということです。他人軸ではなく自分軸で生きる、と言い換えることも出来ます。

 具体的な行動としての例を挙げると以下のようになります。

「回り道」や「無駄」を厭わない

 「回り道」や「無駄」はコスパやタイパを重視する人が最も嫌うもの。ただ、これらにも効用があります。様々なものを試すことによって本当に自分に合うものがわかって来るということです。作家の開高健さんが好んだ言葉に「悠々として急げ」というものがありますが、それぐらいの心づもりで行きたいものです。

効果が不明なものでも試してみる

 スティーブ・ジョブズは大学中退後、アルファベットを美しく描くカリグラフィーになぜか心惹かれ 講義を受講していました。それがアップル立ち上げ後、パソコンのMacの美しいフォントに結び付きました。心惹かれるということは「何かがある」ということ。自分の感性を優先するのならぜひ試してみましょう。

気になる師匠に弟子入りする

 誰かに弟子入りするとは契約関係ではありません。技能を含めた師匠のすべてを受け容れるということです。だから、弟子は常に師匠と行動を共にして一挙手一投足から技能を学んで行くのです。いわゆる「効率」とはかけ離れた世界ですが、世の中にはその方法でしか学べないことがまだまだ存在するのです。

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 このように「自分の感性を優先する」とは、コスパやタイパの対極にあるものです。しかし、一見効率的でないこれらの行動には「人生の本当の豊かさ」に近づくヒントが隠されているのです。

「自分の感性」を優先することで夢を叶えた実例

 というのも、人間はそれほど効率的に出来ていないからです。ある正解にたどり着くとしても、トライアル&エラーを繰り返さなければたどり着けない。それが人間という生き物です。むしろ、20代・30代のうちに沢山の失敗を経験した方が良いのです。その失敗は経験として蓄積され、世界の解釈と自己認識を正常に保つことに役立つのです。

 ところが、現代の若年層は「失敗したくない」という意識がとても強い。社会をやり直しが効かない非寛容なものとして捉えているからだと思いますが、それが正解を効率よく求めるコスパやタイパの重視に結びついています。ただ、コスパやタイパを突き詰めた先に果たして正解はあるんでしょうか?

 例えば、以下のような行動はコスパ・タイパ的にどう判断されるでしょうか?

 多分、コスパもタイパも非常に悪い行動だと判断されるんじゃないでしょうか?しかも、初めて会う人間に勝手な判断を下されて、それを事も無げに受け容れている。本来はひろゆきでなくてもエビデンスを求めたくなる場面です。

 しかし、これはロサンゼルス・ドジャースのエース・山本由伸投手と彼のトレーナーである矢田修氏との初対面のシーン。その後、2人は選手とトレーナーとして足掛け10年にわたる二人三脚の関係を続け、「世界最高峰の舞台で戦いたい」という夢を叶えました。

 つまり、山本投手は「自分の感性」に従ったのです。もしコスパとタイパで判断していたら矢田先生に出会ていなかったワケで、そうなると12年で総額3億2500万ドル(合意時約465億円)というドジャースとの契約にたどり着けなった可能性が高いということです。

 「自分の感性」を優先することが、いかに大事かがわかりますね。


 今回はコスパやタイパより「自分の感性」を優先するというお話でした。ではまた!

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