こんばんは、ヤギ仙人です🐐。日米ともに金利上昇局面に入ってきました。ただ、投資の待機資金はそのまま置いておいても何の金利も付きません。そこで気になるのがMMFやMRFなどの公社債投信。今回はSBI証券で外貨建てMMFを買ってみました。
SBI証券で外貨建てMMFを買い付ける理由
今からちょうど1年前、楽天証券のMRFを検証する記事「楽天証券のMRFってどうなの?」をアップしました。日本が「金利のある世界」に戻ったことで楽天証券のMRFが復活したことを扱った記事でしたが、皆さん興味があったのか このブログでランキング5位に入るぐらいよく読まれました。

SBI証券の対応についてはその時も書きましたが、SBI証券には待機資金でMRFを買い付けできるシステムはなく、金利を付けるにはSBI新生銀行の「SBIハイパー預金」かドコモSMTBネット銀行(旧住信SBIネット銀行)の「SBIハイブリッド預金」のどちらかを選ばなければいけない仕組みになっています。
米国も利上げに方向転換したようですし、いっそのことSBI証券の待機資金は外貨建てMMFを買い付けて、それで保有していれば良いのではないかと思い至りました。
MMF(マネー・マーケット・ファンド)とは、格付けが高い短期の公社債などで運用する投資信託のこと。日銀のマイナス金利の導入で円建てのMMFの買い付けができない状態だったので、MMFといえばもっぱら「外貨建てMMF」のことを指します。よく混同されるMRFとの違いをまとめると以下のようになります。
| MRF | MMF | |
|---|---|---|
| 名称 | マネー・リザーブ・ファンド | マネー・マーケット・ファンド |
| 投資対象 | 公社債など(国内中心) | 公社債など(海外中心) |
| 利回り | 流動性を優先して低め | 期間長めの債権を扱い高め |
| 手数料 | なし | 為替手数料がかかる |
どちらも短期の公社債などで運用する点は変わらず、投資対象が国内か海外かによってMRFが円建て、MMFが外貨建てという違いがあります。そのため、MMFの方は為替手数料がかかります。どちらも速やかに現金化することができるので、投資の待機資金で買い付けるには最適な金融商品ではないかと思います。
待機資金で100万円分外貨建てMMFを買ってみた
まずはどんな外貨建てMMFがあるか確認します。「取引」→「外貨建てMMF」のタブをクリックすると以下の7商品が表示されました。

こちらの狙いは投資の待機資金で効率よく利回りを稼ぐことですから、ドル建てで最も利回りの高い「SBI岡三・USドル・マネー・マーケット・ファンド(米ドル)」を選びました。ちょうどドルの待機資金が1万9000ドルほどありましたので、8月24日にそのうち6292ドル(1㌦=159.12円で100万1,183円相当)を買い付けてみました。その結果、
↓↓↓↓↓
| ドル建て評価額 | 円建て評価額 | 為替レート | |
|---|---|---|---|
| 買付直後 | 6292.00ドル | 100万1183円 | 1㌦=159.12円 |
| 2週間後 | 6294.77ドル(+2.77㌦) | 98万33円(-2万1150円) | 1㌦=155.69円 |
| 4週間後 | 6294.77ドル(+2.77㌦) | 99万9232円(-1951円) | 1㌦=158.74円 |
| 6週間後 | 6309.01ドル(+17.01㌦) | 99万3227円(-6504円) | 1㌦=157.66円 |
ドルベースでは順調に利息が付いたものの、円ベースではちょうど28年ぶりの日米協調介入の時期に当たってしまい、若干評価額を下げる結果となりました。ただ、これによって外貨建てMMFの買い付けでは、短期的には利息よりも為替の動きの方が評価額に影響しやすいことがはっきりわかる形となりました。そういう意味ではよい実験結果が採集できたと思います。
ちなみに、外貨建てMMFは売却後は翌営業日に待機資金にドルで反映されます。この程度のタイムラグであれば投資資金が必要な時に困ることはありませんね。
買ってみた上での外貨建てMMFの評価は?
楽天証券のMRFとの比較から、MMFのメリット・デメリットを整理してみましょう。
⭕️ 利回りでは外貨建てMMFが4倍弱高い
今回買い付けた「SBI岡三・USドル・マネー・マーケット・ファンド(米ドル)」の利回りは3.3682%(8/29~9/4 税引前)。ほぼ同時期の「楽天マネー・ファンド」の利回りが0.860%(8/31~9/4 税引前)でしたので、今回のMMFの方が利回りは4倍弱高いことになります。単純に利回りだけで見ればMMFに分がありそうです。
✖️ 外貨建てのため為替リスクは無視できない
とはいえ、今回のように為替レートが逆に振れてしまうと円建て評価額でマイナスになる可能性は否定できません。ただ、為替レートは一旦置いておいてドル建てでみると、ある程度の期間を経過すれば増える可能性は高いものと思われます。
*****
上記を考慮すると、円で保有している待機資金をドルに転換してMMFを買い付けるとリスクが高まりそうです。逆に米国株の買い付け用にドルで保有している待機資金であれば、為替レートに関係なくドル建てとしては増えるので効果的と言えるでしょう。
MMFはMRFと違って為替の影響を受けるので、リスクを確認して上手に使うようにしましょう。
今回はSBI証券で外貨建てMMFを買ってみたお話でした。ではまた!
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