初心者がやってはいけない3つのこと

 こんばんは、ヤギ仙人です。新NISAが始まって8か月が経ちますが、順調に資産を増やせている人、やり方に迷っている人と様々だと思います。そこで今回は投資の中でも新NISAに絞って、「投資初心者がやってはいけない3つのこと」を考えていきます。新NISA に最も当てはまりますが、広くインデックス投資全般のNG集にもなりますので一緒に考えてみて下さい。

やってはいけない3つのこと

 第1のやってはいけないことは、「リスクを取り過ぎること」です。新NISAは設計上、積立投資を基本としています。ただ、成長投資枠ではある程度リスクのある商品への投資が可能になっています。まずは、個別株への集中投資はリスクが高いので初心者は避けるべきです。

 同様に成長投資枠では、成長株や中小型株など値動きの激しいテーマの投資信託も存在します。リスクの高い投資信託のみに投資することも回避すべきだと思います。

 第2のやってはいけないことは、「手数料の高い投資信託を購入すること」です。積立投資でのよくある間違いです。手数料は積立投資の投資成果に直結します。新NISAの対象商品の手数料を確認したところ、つみたて投資枠で1%以上のものが数本成長投資枠で3%以上のものが同じく数本確認できました。これらがすべて「悪い商品」というワケではありませんが、手数料の安い投資信託に比べて投資成果が出にくい商品であるのは確実です。投資信託を選ぶ際には、テーマに加えて手数料を必ずチェックしましょう。

 以前のブログ「投資における損益の捉え方」で説明しましたが、インデックス投資で短期的な評価損を気にする必要はまったくありません。ところが、先日の日経平均の暴落で新NISAを続けるか迷っているという声を聞きました。まさに愚の骨頂です。株価が高い時も安い時も黙々と積立を続けるのがインデックス投資の基本です。株価の騰落を気にせず、安心して積立投資を続けて下さい。

ポイントは「長期」「分散」「低コスト」

 ここで再度インデックス投資のポイントをおさらいしておきましょう。

 まずは、長期で取り組むということです。

以前にもご紹介しましたが、株式投資というものは、投資期間が15年を越えると最高と最低 両方の期待リターンがどちらもプラスになります。つまり、儲かってもプラス、損してもプラスという結果になる確率が高くなるということです。投資は長期で取り組みましょう。

 最も有名な投資格言に「卵は一つのカゴに盛るな」というものがあります。投資をする際には資産・地域の分散をはかって下さい。資産という点では、すでにインデックスファンドを選ぶことで分散がはかれていることになります。地域という点では、アメリカの株式指数に連動したファンドのみでなく、先進国株式や全世界株式も投資対象として検討することをおすすめします。

 例えば、手数料が0.1%と1.5%の投資信託を100万円ずつ購入し、キャピタルゲインがゼロだった場合に10年後、投資信託がいくらになるか試算したのが以下のグラフです。

その差はなんと13万円にもなります。これだけ見ても、投資信託を購入する際に手数料が安いことがいかに大切かがわかります。投資信託を選ぶ際に手数料のチェックは必要不可欠です。

 今回は話題を新NISAに絞って「初心者がやってはいけない3つのこと」を考えてみました。投資には、やってはいけないことがまだまだ沢山ありますので、今後もテーマを絞って説明したいと思います。興味があればお立ち寄り下さい。ではまた!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です