投資のライフサイクル

 こんばんは、ヤギ仙人です。人生と同じで投資にもライフサイクルがあります。なぜなら、求められる投資成果がライフステージによって異なるからです。そこで今回は「投資のライフサイクル」ということで、人生の節目ごとにどんな投資に取り組むべきか説明できればと思います。

人生で必要な3つの投資手法

 筆者が推奨する「ものぐさ投資」では、コア・サテライト戦略を取っています。確実に資産を形成するコアがインデックス投資、攻めの投資をするサテライトが成長株投資と高配当株投資です。この3つの投資手法を取り上げたのは、それぞれが人生の節目で必要だからです。

 仕事を始める20代から投資を開始するとして、

 インデックス投資 → 成長株投資 → 高配当株投資

 の順番で必要になって来ます。以下、どんなタイミングでどんな投資が必要か説明します。

ライフステージとそれに合った投資

どんな投資手法が合っているのか?

 まず、ライフステージは「20代、30代」「40代、50代」「60代、70代以降」の3つを設定します。そうすると各ライフステージに求められる投資成果と適合する投資手法は以下のようになります。

 「20代、30代」は、独身で自分のためにお金を使いたい時期。少ない投資資金の確実な増加が求められるためインデックス投資が合っています。「40代、50代」は、結婚して子供も生まれて家族のためにお金が必要になります。投資経験も積んでいるため、成長株投資で資金の増加を加速させる時期です。「60代、70代以降」は仕事をリタイアするタイミングで、老後の生活費の確保のために高配当株投資を行うのが理にかなっています。

ライフステージ別の運用割合は?

 では、ライフステージ別にどのような割合で運用すればよいのでしょうか? 運用割合は以下の図のようなイメージになります。

 20代の間は100%インデックス投資で問題ありません。投資資金が確保できる30代半ばから成長株投資に挑戦してみましょう。50代半ばからは老後の生活をにらんで高配当株投資の出番です。仕事をリタイアすると積立が出来なくなりますので、インデックス投資は60代で終了することになります。

 「60歳以降は変動リスクの少ない債券に投資せよ」という意見もありますが、高配当株は株式の中では価格変動が少ないので問題はありません。

 今回は「投資のライフサイクル」についてお伝えしました。インデックス投資から成長株投資、高配当株投資に切り替える際にはちょっとしたコツが要りますので別途説明したいと思います。ではまた!

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