こんばんは、ヤギ仙人です🐐。毎年、念頭に発表される「MITテクノロジーレビューレビューが選んだ、世界を変える10大技術」。年々力が入って今年は日本語版の発表が2月中旬になりました。今回はその中から今年の投資に役立つ項目を3つピックアップして説明します。
今年の世界を変える10大技術は?

MITテクノロジーレビューとは、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)によって1899年に創設された世界で最も歴史と権威があるテクノロジー誌。「私たちの世界をテクノロジーがどう形つくっているか」を理解する知見を読者に提供することを目指し、高い知性に基づく明確で信頼に値する選別眼を読者に提供することが目標だそうです。
そんなMITテクノロジーレビューが毎年年頭に発表しているのが「世界を変える10大技術」です。「世界に真のインパクトを与える有望なテクノロジー」の2026年版が以下になります。

何やら難解な言葉が並んでおります(笑)。10項目のうち4つがAIがらみというのが時勢を表していますね。各項目の詳細は本件についてのWEBの特集記事にゆずるとして、ここでは今年の投資に役立つ項目を3つピックアップして行きましょう。
今後の投資に影響がある3つの技術
その3つとは、❶ハイパースケールAIデータセンター、❺次世代原発、❷ナトリウムイオン電池です。
❶ ハイパースケールAIデータセンター

AIを巡る競争の激化に伴い、各社が自社のAIの情報を処理する巨大なAIデータセンターの建設を開始しています。OpenAIやグーグル、アマゾン、マイクロソフト、Meta等のテクノロジー企業はこのインフラに数千億ドル規模を投資する予定です。
ハイパースケールAIデータセンターの中では、エヌビディア等のGPUを数十万個まとめることで膨大な情報を高速で処理しています。だから、AIはあれだけ速くレスポンス出来るのです。その代償は、GPUが高温化することと巨大な電力が必要なこと。建設中の最大規模のデータセンターは1ギガワット以上の電力を消費する計算で、これは1つの都市全体をまかなえる電力量。その電力の半分以上は化石燃料由来で、再生可能エネルギーは1/4強に過ぎず 環境にも悪影響があります。
❺ 次世代原発

電気自動車や空調、データセンターの普及により、世界の電力需要が高まる中で注目されているのが次世代原発。次世代の原子炉は小型で製造が容易であり、異なる材料を使って安定した電力を供給します。
米国では2024年にスタートアップ企業のカイロス・パワーが次世代原子炉の建設について米国内初の承認を獲得。中国も一部の新型原子炉技術で先導的な立場を築きつつあり、国際的な競争が加速しています。需要に応じて大規模化できるか等課題もあるものの、次世代原発が電力網に柔軟性と回復力をもたらす可能性があると期待されています。
❷ ナトリウムイオン電池

少数の国でしか採掘されない希少な元素であるリチウムに代わって、塩などの豊富な材料で作られるナトリウムイオン電池が選択肢として浮上。世界中の電力網や電気自動車の普及を支える存在になろうとしています。
現在のナトリウムイオン電池はまだ安価とは言えませんが、生産規模の拡大に伴いコストは低下すると見込まれています。普及すれば、スマートフォンやノートパソコン、電気自動車のバッテリーはナトリウムイオン電池に切り替わって行きます。また、今まで課題だった太陽光や風力などの再生可能エネルギーの貯蔵にも活用する動きが出始めています。
今年の投資は「電力」に注目
もうお分かりかと思いますが、3つの項目を括るキーワードは「電力」です。

つまり、ハイパーAIデータセンターでは「大量の電力が必要」であり、「それをどう作るか?」を解決する方法が次世代原発であり、「それをどう蓄えるか?」がナトリウムイオン電池のひとつの用途である、ということです。一見バラバラに登場したように見える新たな技術も、底の方ではつながっているワケです。
このような「世の中の流れ」を把握することがなぜ重要なのか? それは次にどんな銘柄が上がるのか理解できるようになるからです。

例えば、昨年の夏にフジクラ(5803)の株価が急騰し、約4倍に跳ね上がりました。これはAIデータセンター向け光ケーブルと関連部材の需要が高まり、さらなる業績向上の兆しが見えたことによるものです。
もし、事前に「データセンターの建造に欠かせない材料は何か?」に考えが至れば、このトレンドをいち早く捉えることが出来たはずです。今回も同様のことが起こる可能性は当然あります。残念ながら具体的な銘柄はまだ見えてきていませんが、今年は「電力」というキーワードに注目して市場を眺めてみてはいかがでしょうか。
今回は「世界を変える10大技術2026」について説明しました。ではまた!
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