こんばんは、ヤギ仙人です🐐。9/2は「宝くじの日」でしたが、皆さんは宝くじ買ってますか? 買っているなら当たった時の心構えを持たないといけません。そこで今回は、宝くじで高額当選したらどんな金融資産のポートフォリオを組むべきか考えてみました。
高額当選には様々な誘惑が•••

現在の宝くじの当選金は、1等前後賞を合わせるとサマージャンボが7億円、年末ジャンボが10億円。現在、最大の当選金はMEGA BIGがキャリーオーバー込みで12億円です。ここまでになると悩む必要はないので、今回の当選金は現実的なところでドリームジャンボの1等賞金3億円に設定します。宝くじの当選金は所得税や住民税はかからないので、丸々使うことが出来ます。
高額当選した時に、まず最初に気をつけることは「身内の信用できる少数の人にしか言ってはいけない」ということです。結婚している場合はせいぜい奥さん1人が良いようです。

体験記等を読むとそれを間違えたばかりに「親戚からの借金の申し入れ」や「各種団体からの寄付の依頼」が絶えず、自分も金銭感覚が狂って当選金を使い果たした挙句、結局不幸になる例が散見されます。
みずほ銀行では、そのような「不幸な例」を減らすために、1000万円以上の高額当選者には軽率な行動を戒める57ページのパンフレット(左写真)を配布しているそうです。
今回は3億円のうち1000万円は自分や家族で当選を祝うために使うことにします。その程度であれば周りにバレにくいからです。そして、残り2億9000万円を株式などのペーパーアセットで年代別にポートフォリオを組んでみます。
20代、30代向けポートフォリオ
20代、30代で3億円の宝くじが当たった場合は、それを原資にしてさらに増やすことをおススメします。残りの寿命が長いため、増やさずに使い続けると当選金が底をつく可能性があるからです。ポートフォリオのテーマは「キャピタルゲイン重視」です。

キャピタルゲイン重視だと、現状はどうしても米国株の比率が高くなります。投資先も分散を意識しつつ資産の成長が期待できるものにしてあります。特徴的なのは暗号資産を5%入れてあること。宝くじの当選はある種の「棚ボタ」ですから、これくらいの遊びは許してもらえればと思います。
仕事は現在の仕事を続けるか、今より給料が安くてもやりたい仕事に転職しましょう。J-REITに加えて比較的分配金が高いETFを選んでいるので、年間で291万円の配当・分配金が得られる計算になります。こういう形で生活に「豊かさ」や「やりがい」を加えられるのが金融資産を保有する醍醐味です。
40代、50代向けポートフォリオ
40代、50代で3億円を入手した場合は、それだけで残りの人生を暮らして行くことが十分可能だと思います。いわゆる「4%の取り崩し」でも問題ありませんが、取り崩さずに配当・分配金で暮らす方が元本が減らないので安全と言えます。ポートフォリオのテーマは「インカムゲイン重視」です。

資産の成長を意識しなくてよいので米国株の比率は控え目になります。日本株、米国株とも投資先は高配当ETFになります。J-REITも増やしているので、年間の配当・分配金は976万円の計算です。年齢を考えて暗号資産には投資しません。
仕事はフルFIREするか、趣味で仕事をするコーストFIREで十分です。住宅ローンがある場合は繰り上げ返済してもいいですが、現状は銀行金利より投資の利回りの方が高い状態ですので、そのまま借り続ける方がお得です。筆者もフルFIREしましたが住宅ローンはそのままにしています。
こうやって具体的に検討すると、たとえ3億円が手に入っても決して夢ような生活でないことがわかります。実際の当選者もこのような視点を持っていれば散財せずに済むはずなのですが•••。
今回は宝くじで3億円が当たった時の金融資産のポートフォリオをシミュレーションしてみました。ではまた!
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