こんばんは、ヤギ仙人です🐐。株価には割安・割高を判断する指標が存在します。なんとなく理解はしていると思いますが、株価の変動が激しい今こそしっかり確認して、次の投資行動に活かしましょう。
株価を判断する代表的な指標とは?
株価の割安・割高を判断する指標はPERとPBRです。これに経営の効率性を測る指標であるROEを加えたものが代表的な投資指標になります。
PER(株価収益率)
PERは株価収益率と呼ばれ、株価を1株当たり純利益で割ったものです。

PERとは要するに利益の何倍で買われているかを表す指標です。ですので、PER30倍の株を証券業界では「30年分の利益を織り込んだ」とも表現します。その株が投資家にどれだけ人気があるかのバロメーターとも言えますね。
PERは業種によっても異なり、総じて成長性の低い業種のPERは低く、成長性の高い業種のPERは高い傾向にあります。ITバブルのピーク時に米オラクルのPERは100倍を超えていましたが、さすがにこれは異常値です。バブルが弾けると株価は急落し、PERも25倍程度まで下がりました。
PBR(株価純資産倍率)
PBRは株価純資産倍率と呼ばれ、株価を1株当たり純資産で割ったものです。

PBRは製造設備が必要な業種では低く、サービス業など設備が必要ない業種では高い傾向があります。半導体の製造をTSMCに委託している米エヌビディアのPBRは62.5倍です(10/31現在)。
近年、日本では「PBR1倍割れ企業」が多い状態でした。「PBR1倍割れ」ということは、株価が企業の純資産額を下回るワケですから解散して資産をバラ売りした方が儲かることになってしまいます。これは株主からのお金を上手に使えていないということ。東証が2023年3月に上場企業に対し資本コストや株価を意識した経営を要請したのは、この「PBR1倍割れ企業」の一掃が目的でした。現状は一進一退といったところですが、これによって企業が経営効率の改善に取り組んだ功績は大きいと思います。
ROEは自己資本利益率と言われ、当期純利益を自己資本で割って100を掛けたものです。

ROEは株主が投資したお金(自己資本)を使って、どれだけ効率よく利益を上げているかを測る指標です。
ただ、この指標の読み解き方は簡単ではありません。なぜなら、負債を増やせば自己資本比率が下がるので 見かけ上のROEを上げられるからです。日本は自己資本比率が高い企業が多く、ROEは低い状態が続いていました。そういう意味では、米欧の企業向けの指標と言えるかもしれません。ROE単体で見るのではなく、営業利益率など利益を生み出す指標と合わせて見ることをおススメします。
市場全体の割安・割高を判断する指標もある
個別株だけでなく市場全体を判断する指標も存在します。比較的ポピュラーなのは、バフェット指数とシラーPERです。
バフェット指数
バフェット指数は、市場の時価総額をその国の名目GDPで割って100を掛けたものです。あのウォーレン・バフェットが市場の割安・割高を判断するために使っていたことから広まった指標です。

米国のダウ平均のバフェット指数のグラフを見てみましょう。

バフェット指数は「100を超えると割高」と考えられていますが、100どころかとっくに200を超えていますね。これについては「米国企業は世界展開しているので100を超えて当たり前」などと説明されています。ただ、米国株が高値圏にあることは確かなようです。
あとは各投資家がどう判断するかの問題です。ちなみにバフェットがCEOを務めるバークシャー・ハサウェイは、現在持ち株の売却を進めていて現金保有額は2022年の3倍以上に達しているそうです。
シラーPER
シラーPERは、市場の時価総額を過去10年のインフレ調整後の平均利益で割ったもの。ノーベル経済学賞を受賞したロバート・シラー教授らが考案したことからこの名がつきました。もちろん、個別株の割高・割安の判断にも使えます。

米国のS&P500のシラーPERは現在このようなグラフになっています。

こちらも11/12現在の数値が40.42倍。過去10年で見て最も高い値となっています。市場全体の割安・割高を判断する指標を見る限り、米国株はすでにいつ調整してもおかしくないレベルまで来ているようです。
個別株、市場全体ともこれらの投資指標を確認し、割安・割高の状況を把握した上で取引したいものですね。
今回は「株価の割安・割高の指標」について説明しました。ではまた!
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