投資初心者がやってはいけない取引とは?

 こんばんは、ヤギ仙人です🐐。投資には初心者が手を出すべきでない取引が存在します。損失によって投資を続けられなくなるからです。それはどんな取引でどんな点が危険なのか?わかりやすく解説します。

初心者が手を出してはいけない取引

 結論から言うと、初心者がやってはいけない取引とは「レバレッジをかけた取引」です。

 「レバレッジ」とは直訳すると「てこ」のこと。”てこの原理”のあの「てこ」です。投資で「レバレッジをかけた取引」という場合は、借入や証拠金を活用して少ない自己資金でその数倍から数十倍の金額を動かし、投資のリターンを高める取引手法のことを言います。

 レバレッジ取引の具体例は以下になります。

レバレッジ取引の具体例

・信用取引、先物取引、レバレッジ型投信・ETF、オプション、カバードワラント、FX、CFD etc.

 メリットとしては、少ない証拠金に対して短期間に高いリターンを獲得できる可能性があることです。では、なぜ投資初心者は「レバレッジをかけた取引」をやってはいけないのでしょうか?

初心者がやってはいけない理由とは?

 その理由は「冷静な判断が出来なくなるから」です。レバレッジ取引のデメリットを確認すれば、それがよく分かると思います。

レバレッジ取引のデメリット
  • 利益だけでなく損失も加速度的に増えること
  • 追証やロスカットによりポジションを長く保てないこと
  • 値動きが激しく心理的余裕を奪われること

 レバレッジの大きさによっては投資のプロでも耐えられなくなるのがこの種の取引ですから、初心者ならひとたまりもありません。レバレッジ型投信・ETFはこの中ではまだリスクが少ない商品ですが、それでも初心者が避けた方がよいことに変わりはありません。

 レバレッジ取引は例えていうと「投資のドーピング」。運動でより良いパフォーマンスを引き出すために薬物等を投入するのがドーピングですが、それと同様に投資で利益を加速するための仕組みがレバレッジなのです。ドーピングが禁止されているのは人間の体に過度の負担がかかるからですが、レバレッジも投資家の心身に負担がかかることは同じなのです。

 問題はそんなリスクのある取引が証券会社のサイトで通常の株や投資信託の取引と同じように案内されていること。証券会社にしてみればそちらの方が手数料が高いのでそうなってしまうのですが、危険極まりないやり口だと筆者などは思ってしまいます。

欲望を制する者が投資を制する

 ここからは筆者の私見になりますが、人間の経済活動には超えてはならない一線があるように思います。

 一番健全なのは「自分で働くこと」。次に健全なのは自分の「お金に働いてもらうこと」。自分が働くことで会社の業績が向上して給料をもらい、経済が発展するすることで投資についても見返りがある。どうもここまでが人間の経済活動で健全な範囲のような気がします。

 それによって得られる投資のリターンはせいぜい年率6〜10%。手法としては「現物の買い」と言われる自己資金の範囲内で株式や債券などを購入するやり方です。これでも十分利益を上げることが出来ますし、リスクが限られるので再起不能に陥ることもありません。レバレッジ取引はそれ以上のリターンを求めるものなので元々無理があるのです。しかし、人間の欲望にはキリがないので悲しいかなそれを求めてしまう。

 「強欲は身を滅ぼす」「貪欲は必ず身を食う」など欲のかき過ぎを戒めたことわざが多いのはそのためで、「貪瞋癡」の三毒(強欲、怒り、愚かさ)はお釈迦さまが存命の頃から根気よく諭していたことでした。事業や投資では「リスクをいかにコントロールするか」が常に問われますが、コントロールすべきは「リスク」ではなく、その裏にある「欲望」の方なのです。


 今回は投資の初心者がやってはいけない取引について説明しました。ではまた!

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