こんばんは、ヤギ仙人です。新NISAが始まって間もなく8か月。順調に積立投資を行っている人がいる一方で、なかなか投資を始める踏ん切りがつかない人もいるのではないかと思います。そこで今回は「投資に必要なツール」ということで、最低限これがあれば投資を続けられるツールをご紹介します。本当に基本的なツールですが、一般的な投資をするにはこれで必要十分だと思います。
どんなツールが必要か?
まずは証券口座です。投資を始める方にはネット証券が最適だと思います。その最大の理由は「手数料の安さ」です。おすすめは以下の2つです。
サイトの使い勝手で評価の高いネット証券
口座開設数1,200万とネット証券トップクラス
この2つであればどちらを選んでも遜色ありません。筆者も両方に口座を持っています。個人的な感想としては、楽天証券の方がサイトの使い勝手が全体的に良いと感じます。迷ったらポイントで決めて下さい。楽天証券が「楽天ポイント」、SBI証券がTポイント改め「Vポイント」です。
日経の記事に加え日経BP社の情報も
情報源としては「日経新聞 電子版」がピカ1だと思います。日経新聞の朝刊・夕刊に加えて日経BP社が出版する雑誌からの情報も見られて月額4,277円。しかも、記事の保存や分類も自由自在。新聞が斜陽化する中、経済専門誌の生き残り方のお手本のような展開で、その点でも興味深いです。
情報源以外に株価指数や個別株の動向を確認できる投資情報サイトを決めておくと便利です。
Yahoo!JAPANの投資情報サイト
集合知を活用した投資情報サイト
どちらも投資を始めるのに必要十分な情報量のサイトです。「みんかぶ」の方がやや情報のキメが細かい印象を受けます。その分、「Yahoo!ファイナンス」には、ポートフォリオ機能(仮想のポートフォリオを作成して損益をシミュレーションできる機能)等があり、使い勝手が優れています。
その他の投資情報サイト
はっきり言ってしまうと、上記の①証券口座、②情報源、③投資情報サイトがあればほとんどの投資は過不足なく行うことが出来ます。これに加えて、以下の投資情報サイトを把握しておけば更に便利です。
▪日経225リアルタイムチャート(https://nikkei225jp.com/cme/)
Webで相場の動きを確認する時に意外とリアルタイムのチャートは多くありません。こちらのサイトはリアルタイム表示である上に日経先物も追えるので相場の動きを把握しやすいです。
▪myINDEX 資産配分ツール(https://myindex.jp/user/myaa.php)
こちらのサイトでは、自分独自に作成したポートフォリオのリスク・リターンを5年、10年、20年、30年の4つのタイムスパンで算出することが出来ます。ポートフォリオは5つまで保存できるので、複数のポートフォリオを比較・検討することが可能です。
▪金融庁つみたてシミュレータ―(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/tsumitate-simulator/)
金融庁のサイトの積立シミュレータ―です。積立投資の結果や経年変化の予想に便利です。
その他、自分で見つけた投資に便利なサイトがあれば、どんどん追加して活用しましょう。
無駄にお金のかかる道具はいらない
ここまで見てきてお気づきの方もいるかもしれませんが、これまで紹介した投資に必要なツールで有料なのは日経新聞 電子版のみです。不動産投資が限られたコミュニティ内での限定された情報によって展開されることが多いのに対し、有価証券への投資は原則としてオープンな情報によって判断されるものなのです。もしそうでないなら、ほとんどの投資家はインサイダー取引で捕まってしまいます。
従って、有価証券への投資を行うのに、ハイスペックパソコンや高額な投資コンサルタントとの契約は一切必要ありません。あなたが投資を始めようとする際にそれに類する勧誘があった場合は、投資とは違う投機的な取引を勧めているか、投資詐欺であるかのどちらかです。どちらにしても付き合う必要はまったくありません。現代社会で投資に取り組むということは、そのような邪悪なものから身を守り、オープンな情報からベストな選択を行う金融リテラシーを身につけるということです。
ではまた!