こんばんは、ヤギ仙人です🐐。投資に失敗はつきもの。投資をしていれば誰でも教訓として忘れてはならない「戒め銘柄」が存在します。そこで、今回は筆者が今でも教訓としている「戒め銘柄」を2つご紹介します。
戒め銘柄その①「ファーストリテイリング」
最初にお断りしておくと、実は筆者は個別株でそれほど大きな損失を被ったことがありません。売買に関して慎重で、買う時には様々な検討を重ねますし、10%以上下がると売却してしまうことが多いからです。その分、買い損ねた銘柄が多いんです😭
今回の2つの「戒め銘柄」は”あの時買っておけば”という後悔の記録になります。
最初の銘柄はファーストリテイリング(9983、以下「ファーストリ」)。そう、あの「ユニクロ」や「GU」を展開する世界的アパレル企業です。

ファーストリが世間に注目され始めたのは1994年のフリースの発売から。しっかりしたカジュアルウェアが信じられない値段で買えると話題になり、お客さんが殺到。当時は国道沿いのロードサイド店中心で車がないと行けませんでした。筆者も1996年にフード付きのパーカを1900円で買いました。30年物になりますが、いまだに現役で活躍してくれています。
その後、ユニクロはブランド価値向上を狙って1998年に原宿に出店。立地の良い駅近の場所への出店を加速させることでフリースブームを起こします。筆者もユニクロでは沢山買い物をしていたクセに、当時は投資を本格的に始めていなかったこともあって株式を購入するところまでに至りませんでした。

ファーストリは1994年7月に東京証券取引所に上場。原宿に出店した1998年の年末の株価を分割を考慮に入れて計算すると166円。6月2日現在の株価は7万9,680円ですので、もしその当時に株式を購入していたら480倍という途方もない倍率になります。
その後も2001年の海外進出、2003年のヒートテックの本格発売と株を買うチャンスはありましたがことごとく買い逃しました。その間もユニクロでは相当の買い物をしていたことを考えると悔やんでも悔やみきれません。どこかで服を買うことと株を買うことを切り離して考えてしまっていたのかもしれません。
戒め銘柄その②「ニトリホールディングス」
もう1つの銘柄はニトリホールディングス(9843)です。こちらは経営者に直接お会いして、独特なお人柄に感銘を受けながら買い損ねました。
2010年、筆者が昨年まで所属していた会社でそれまでの2年間で管理職に登用された人向けの研修が行われました。その内容は有力企業の経営者2人のお話を直接聞くというもの。人事部が頑張ってくれたおかげでその顔ぶれが豪華でした。1人は当時 日本マクドナルドのCEOを務めていた原田泳幸氏、もう1人がニトリホールディングス代表取締役社長の似鳥昭雄氏でした。

管理職約60名が2人の講師にランダムに割り振られました。そうこの研修、どちらか一方の話しか聞けないのです。似鳥社長チームに割り振られたある女性管理職は「ホントは原田さんの話が聞きたかったな」と失礼なことを漏らしていました。それが当然と思えるぐらい当時の原田さんは経営者として実績もあり、人気もありました。
でも、フタを開けてみると似鳥さんの話は抜群に面白かった。パワーポイントの資料なんて全然作り込まれていないけれど、23歳で立ち上げた札幌の小さな家具店をいかにして全国で勝負できるチェーンにするか?どうやってお客さんを喜ばせてまた店に来てもらうか?似鳥さんの話はオーナー社長としての実体験に裏打ちされていて物凄いリアリティがありました。さらに田舎のオヤジのような飾らない語り口が魅力的で「こういう社長の下なら楽しく仕事ができるだろうなぁ」と思わせるものがあったのです。最後は講師と受講生の垣根すらなくなってただの楽しい談笑になりました。

当時、ニトリの店舗数は200店を越えたばかりで、全国的に見ればまだまだ出店余地がありました。株価も2010年末で710円なので、ピークには6倍以上になりました。実際、自分でも家の近くのニトリで結構な量の日用品を買ってもいました。でも、株を買うことを思いつきませんでした。どこかで社長の人柄と業績は別だと思い込んでしまっていたのです。本当に投資家としてのセンスに欠けていました😭
いかに身近なものへの感度を高められるか
実は2つの「戒め銘柄」にはある共通点があります。それは両方とも消費者に身近な小売業であること。でも、あまりに身近すぎると、それが投資の対象であることに気がつかないのです。これは筆者だけの弱点ではなく、投資家全体の弱点でもあるようです。
伝説のファンド・マネージャーと呼ばれ、自ら率いた「マゼラン・ファンド」の資産を在任中の13年間に700倍以上に成長させたピーター・リンチは、成長株を見つけるコツについてこんなことを言っています。

「少し意識的に自分の仕事や近所の商店街などで起こっていることを見るだけで、ウォール街が気がつくよりずっと以前にすごい銘柄を見つけることができる。自分の働いている業界の変化や、消費者としての情報を意識的に利用すれば、10倍になる株を見つけられるだろう。私のフィデリティ社在職中にしょっちゅう見かけたことである。」(ダイヤモンド社「ピーター・リンチの株で勝つ」より)
投資家という生き物は、どうしても投資を大仰に捉えすぎて「世界の経済を動かしている企業」や「日経新聞が注目している銘柄」を買いたがる傾向があります。しかし、投資家として大事なのは身近なものへの感度をいかに高められるか。実はそれがアマチュアである私たち個人投資家の強みでもあるのです。だから、筆者は普通の生活が投資につながるということを常に肝に銘じています。
今回は私の「戒め銘柄」を2つご紹介しました。新たにしくじりましたら、追加でご報告します😆。ではまた!
🩷↓ブログが面白かったらポチッとしてもらえると嬉しいです。
にほんブログ村

