こんばんは、ヤギ仙人です🐐。為替は相変わらず円安が続いています。現在の円安傾向は一体いつまで続くのでしょうか?そして、私たち個人投資家はこの円安の時代に投資にどう取り組むべきなのでしょうか?改めて確認しました。
株式をドル建てで持つことは「最強の資産防衛術」
米国株投資を始めた人によく聞かれるのが、「この円安傾向はいつまで続くのか?」ということ。

その心は「いま投資すると今後円高になった時に円建ての評価額が下がって損をするんじゃないか?」という所にあるようです。確かに円安の時にドル建て資産を買って、為替が円高に振れると円での評価額は下がってしまうことになります。
それを心配しての質問なんだと思うのですが、結論から言うと円安傾向はしばらく続きそうです。そして、その状況でオルカンや米国株などのドル建てで資産を保有しておくことは「最強の資産防衛術」なんです。
というのは、円安に加えてインフレによって円(ひいてはお金全般)の価値はどんどん下がってしまうからなんです。インフレと円高。この2つを比べると以下のような違いがあります。
・インフレ → 長期的な潮流。お金の価値自体が低下
・円 安 → 中期的な潮流。円の相対的な価値が低下
ですので、日本の銀行で円のまま預金しておいても資産としての価値はどんどん低下してしまうんです。インフレに対応するには不動産や株式、金といったインフレ耐性のある資産を保有する必要があり、円安に対抗するには資産をドルなどの外貨建てで持つ必要があるのです。先程、オルカンや米国株を保有することが「最強の資産防衛術」と言ったのはこれが理由です。
では、今後も円安傾向が変わらない理由は何なのでしょうか?
今後も円安傾向が変わらない3つの理由
❶ 縮まらない日米の金利差
第1の理由は、縮まらない日米の金利差です。為替の基本は、金利が低い通貨を売って、金利が高い通貨を買うこと。その方が金利が高い分お得というワケです。

この所の日米の金利の動きを見ると、米国は利下げで日本は利上げでした。それでも、元々の金利差が大きかったために差は縮まりませんでした。米国がインフレ抑制のために利上げに転換しようとしている今、金利差は再び開く可能性が高いのです。
日米の金利差がもっと縮まらない限り、円高に転換することは考え難いでしょう。
❷ 新NISAによる個人マネーの海外流出
第2の理由は、新NISAによる個人マネーの海外流出です。ご存知のように、日本では2024年1月から新NISAがスタートしました。つみたて投資枠の2トップはオルカンとS&P500。当然、これらを買うためには円をドルに換えなければなりません。そのため毎月相当な円売り圧力が発生しているのです。そして、この状況はしばらく続きそうです。
❸ エネルギー依存と貿易赤字体質
第3の理由は、エネルギー依存と貿易赤字体質です。日本は原油や天然ガスなどのエネルギー、そして多くの食料を海外からの輸入に頼っています。資源価格が世界的に高騰する中、輸入する企業は海外への支払い手段として「円を売って外貨を用意する」必要があります。輸出の稼ぎよりも輸入で出ていくお金が多い状態がベースにあるため、日本は貿易赤字体質になりやすく、慢性的な円売り圧力がかかってしまうのです。
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国の借金である国債、借入金、政府短期証券の合計が1344兆円弱(2026年3月末)と先進国の中で突出して多いことも、円安の背景となってしまっています。
歴史的な円安の中で投資にどう取り組むか?
では、私たち個人投資家はこの状況をどう読み、投資にどう取り組むのが良いのでしょうか?
◆ 日銀の介入には限界がある
まず、現状の一時的な円高要因として日銀の介入が考えられます。しかし、日銀の「実弾」には限界があります。円高に誘導する介入の場合、「円を買って、ドルを売る」ため、手元のドルを放出しなければなりません。ただ、国家は対外債務の返済等のために外貨準備高が必要で、それ以上の介入は出来ません。今回、円安が1㌦=160円のラインを超えても日銀が介入していないのには、そのような背景も考えられるのです。
◆ その他の円高シナリオは非現実的
それ以外の円高シナリオとしては、「米国政府からの円安是正要求」「米国経済減速による急激な利下げ」「日銀による想定以上のペースの利上げ」が考えられます。ただ、1つ目の円高是正要求を除いてあまり現実的とは言えません。そして、円高是正要求があったとしても効果は一時的ではないかと思われます。
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以上を考慮すると、「日銀の介入」や「米国政府による円安是正要求」があったとしても効果は一時的。そして、一時的な円高はむしろ買いチャンスと言えるのではないかと思います(もちろん、投資についてはご自分の判断でお願いします)。
今回は円安が続く中で投資にどう取り組むかを考えました。ではまた!
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