こんばんは、ヤギ仙人です🐐。皆さんには「自分の居場所」と言えるところがありますか?人間が生きて行くには、精神的にも肉体的にも居場所が大切です。今回は寄付についての勉強会でのお話から「居場所の大切さ」を再確認します。
支援団体が揃って訴える「居場所の大切さ」
以前、実物資産投資の勉強会で寄付をしたい人と寄付を受けたい団体をつなぐ会社フィランソロピー・アドバイザーズ株式会社の人と知り合ったお話をブログに上げました(6月1日『「投資」と「寄付」の素敵な関係』)。
そのご縁で7月から月1回ごとの計3回で現在の日本の寄付を取り巻く現状を勉強する会に参加することになりました。その勉強会の2回目は、現役バリバリで活動している2つの認定NPO法人の代表のお話を伺う会でした。そこで、偶然にも両者のお話の中に「居場所が大切だ」という話が出て来たのです。
その認定NPO法人は以下の2つです。


どちらもNPO法人の認定を取得して社会的支援を行う団体としては草分け的存在だそうです。その2つの団体が口を揃えて「居場所の大切さ」を訴えていることに何か特別なものを感じました。
子どもや青少年に居場所が大切な本当の理由
この2つの団体が「居場所が大切だ」と考える理由は以下の文脈からです。
◆ ピッコラーレ

ピッコラーレは女性の妊娠する環境の改善を訴える団体ですが、大本の問題を「家に居場所がないこと」と捉えています。それが彼女達を環境の整わない妊娠・出産・子育てに向かわせるので、居場所を作ってあげることを改善策の1つに掲げています。
◆ キッズドア

キッズドアも「家庭に子どもの居場所がないこと」を問題視しています。例えば、困窮世帯では宿題をするにしても自分の部屋もなければダイニングテーブルもゴミで溢れてスペースがない。そんな環境では、子どもは自然と勉強から遠ざかってしまうと言います。
小中高生や青年期を対象にした日本の複数の心理学研究によると、家庭や学校に居場所があることで以下の6つの心理的な効果があることが明らかになりました。
① 被受容感 ここに居て良いと感じる
② 精神的安定 リラックス出来る
③ 行動の自由 自分のしたいことが出来る
④ 思考・内省 自分を見つめ直せる
⑤ 自己肯定感 自分に自信が持てる
⑥ 他者からの自由 誰の目も気にしなくて良い
居場所があるとこれらの心理的効果が働くことで、傷ついた心が回復したり、挑戦しようという心が形成されるということが確認されています。要するに、居場所というのは「物理的な場所」のことではなく、「誰かに無条件で受け容れてもらえる安全地帯」のことだということですね。
社会的孤立は喫煙や肥満以上に死亡リスクを高める
そういう意味で居場所が大切なのは、何も青少年に限った話ではありません。大人、特にFIREや定年退職で仕事を辞めた中高年にも同じことが言えるのです。

米ブリガム・ヤング大学のジュリアン・ホルトランスタッド教授は、アメリカ心理学会の年次大会で社会的孤立に関する2つのメタ分析(統計的な手法を用いて複数の論文のデータを定量的に分析する方法)の結果を発表しました。1つは30万人以上、もう1つは340万人の被験者のデータを分析の対象としています。それによると、
① 社会的孤立や孤独には喫煙や肥満を超える死亡リスクがある
② 社会的な交流のある人は早期死亡リスクが50%低下する
ということが明らかになりました。その理由は社会的孤立が、「睡眠パターンの乱れ」「ストレスホルモンの増加」「免疫システムの異常」など、様々な問題を引き起こす可能性があるため。これが病気や命に関わる怪我をするリスクを高めるのだそうです。
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古代ギリシアの哲学者アリストテレスは「人間は社会的動物である」と言いました。今回の寄付の勉強会で改めて社会的孤立は人間を不幸にすることがわかりましたので、これからFIREする人達には まず自分を受け容れてくれる「居場所の確立」を勧めて行きたいと思います。
今回は「居場所の大切さ」は年齢には関係がないというお話でした。ではまた!
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