こんばんは、ヤギ仙人です🐐。このところ、暗号資産(仮想通貨)の値動きが低調です。一時期の勢いがまるで嘘のようにしぼんでしまいました。暗号資産はこのまま復活しないのでしょうか? 過去のバブルとの比較から、暗号資産の今後を検討しました。
「チューリップの球根」とは?
投資において価格が急騰する現象には共通の要素があります。タイトルに登場する「チューリップの球根」とは、17世紀のオランダで起きた「チューリップ・バブル」のこと。今回はこれをベンチマークにします。

「チューリップ・バブル」は世界で最初の投機バブルの事例と言われています。当時、オスマン帝国からもたらされたチューリップは、富裕層にとって富の象徴となっていました。球根の価格は徐々に値を上げ、ピークである1637年には球根1つで家1軒を購入することが出来る金額にまで上昇。しかし、価格はその後急落。オランダの各都市は混乱を極めたとされています。
17世紀から18世紀は資本主義の黎明期で、フランスの「ミシシッピ計画」やイギリスの「南海泡沫事件」などのバブルが弾けては消えました。オランダの「チューリップ・バブル」と合わせて、この3つを世界3大バブルと呼びます。
チューリップと暗号資産の類似点と相違点
世界3大バブルの代表であるチューリップの球根と今回の暗号資産、似ている部分とそうでない部分はどこなんでしょうか?類似点と相違点をまとめました。
❶ どちらも新規性の高い商品であること
チューリップは16世紀中頃にオスマン帝国からヨーロッパに伝来し、オランダでは富裕層の贅沢品という位置付けで庶民にも人気がありました。いわゆる「ハイカラなもの」だったのです。片や暗号資産も代表格のビットコインが登場したのは2009年1月。どちらも新規性の高い投資対象でだったのです。
❷「乗り遅れたくない」という心理が働いたこと
チューリップの場合は「その儲けで家を建てた」等の噂が飛び交い、市民がこぞって取引に参加しました。一方の暗号資産も「億り人」の登場や価格急騰のニュースで、20代〜30代を中心に市場参加者が急増しました。どちらも「自分も乗り遅れたくない」という心理が強く働き、価格の上昇に拍車をかけました。
❸ 実体価値から価格が乖離していること
チューリップは観賞用植物として、暗号資産は銀行を介さずいつでもスピーディーに国際送金が行える等、固有の価値が存在します。ただ、どちらも現実の実体価値を大きく乖離して価格が高騰したことも類似点の1つです。
❶ 資産としての性質の違い
チューリップの方はあくまで植物の球根という「生もの」です。物理的な制約があり、保管が悪ければ腐ってしまいます。暗号資産はブロックチェーン技術に基づいた「デジタルデータ」です。劣化せず、技術的な裏付けがあります。資産としての性質は、暗号資産の方が安定していると言えます。
❷ 市場の範囲と取引の期間
チューリップは、オランダを中心とした局所的な市場で取引され、価格高騰のピークは1636年末から1637年2月までの短期間でした。代表的な暗号資産は、グローバルな市場で24時間取引することが可能で、価格高騰からすでに2年以上経過しています。
❸ 規制や税制の整備の有無
チューリップの場合は世界で初めてのバブルということもあり、取引の規制や税制の整備が行われず、価格崩壊後オランダは大混乱に陥りました。暗号資産は現在、各国政府により 規制や税制の整備が急ピッチで進められています。
暗号資産がチューリップの球根にならない理由
チューリップと暗号資産の類似点と相違点から結論がある程度見えてきました。筆者の見解は、「暗号資産はチューリップの球根のようにはならず、復活する可能性が高い」です。
- ステーブルコイン等の機能で市場に浸透しつつあること
- 世界の貨幣流通量が年々増えていること
- 高騰した金に代わる投資先を市場が求めていること
まず、暗号資産自体は法定通貨と連動したステーブルコインの登場等で金融市場に浸透してきました。世界の貨幣流通量は年々増える傾向にありますので、価値が認められたものの価格は上がります。その上、安全資産としての金(ゴールド)は価格が上がり過ぎ、市場が金に代わる投資先を求めているという背景があります。
恐らくイランでの紛争が終了するタイミングあたりから、暗号資産の価格は上昇に転じる可能性が高いと筆者は考えています。
今回は暗号資産は果たして復活するのかについて検討しました。ではまた!
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