こんばんは、ヤギ仙人です🐐。このところ株価は一定の値幅の中で推移して上がりも下がりもしません。いわゆる「ボックス圏」ですね。株価がボックス圏で推移する理由は何なのでしょうか?そして、その間なにをすれば良いのでしょうか?
世界の株価は6月以降ボックス圏で推移

日米欧の株価指数を並べてみると、日経平均は6/25(木)に終値で7万2366円の高値を付けて以降一進一退で、米国株のS&P500や欧州株のDAXはそれ以前の6月頭から一定の値幅の中での取引、いわゆる「ボックス圏」にあるのがわかります。
その間、7月下旬には28年ぶりとなる円買い・ドル売りの日米協調介入による円高もあり、NISAで米国株へのインデックス投資をしている人は一時的に評価損益がマイナスになるなどでじれったい思いをしているのではないかと思います。
現在の株価がボックス圏にある理由
現在の株価がボックス圏にあるのにはどんな理由が考えられるのでしょうか?
❶ インフレの進行とそれに伴う利上げ再開
イラン紛争の継続による原油高はそれまで緩やかに進んでいたインフレを一気に加速させました。各国の中央銀行はインフレを抑制するための利上げを余儀なくされました。特にそれまで利下げで動いていた米準備制度理事会(FRB)と欧州中央銀行(ECB)が利上げに方向転換したことは大きなインパクトがありました。なぜなら、利上げは株価にとってマイナス要因だからです。その一方で、日銀の利上げの影響を慎重に見極める姿勢は投資家に評価されています。
❷ AI・半導体銘柄の成長が株価に織り込まれた
今年の4月〜6月に株価が上昇した理由は市場の有望なテーマであるAI・半導体銘柄に資金が流入したためです。関連銘柄の株価が上昇したことで、AI・半導体銘柄の成長は株価に織り込まれたと見る投資家が多くなっています。その反面、ハイパースケーラーの過剰投資やAI事業者自らによるAIが人類の脅威になるという警告により、株価は上値を追いづらい状況になっています。
❸ 景気の良い地域と悪い地域が半々であること
現在、世界の経済を俯瞰すると、AIを主導する米国とその材料で儲ける日本は景気が良く、中国と欧州は景気があまり良くない状態となっています。世界全体で好況な地域と不況な地域が2つに分かれていることも株価がボックス圏にある理由になっていると考えられます。
株価がボックス圏にある時にすべきこととは?

上記の「株価がボックス圏にある理由」を見て勘のいい人ならもうお分かりかと思いますが、ボックス圏とは強弱が拮抗している状態、つまり株価に作用するプラスの力とマイナスの力が引き合って上にも下にも行かない状態ということなのです。
ある意味「力を蓄えている状態」と捉えることも出来ますので、プラス・マイナスのバランスが崩れれば蓄えた力を使って株価は上下のどちらかに動き出します。それを考慮した上で、株価がボックス圏にある時にすべきことを考えると以下のようになります。
- リバランス等で持ち高を調整する
- 次の局面での投資戦略を練る
- 何もしない
株価が一定のレベルで推移しているということはポートフォリのリバランスをするには良いタイミングです。株価が動くのを見越して、次の局面での投資戦略を練るのも良いでしょう。AI・半導体銘柄は次に動き出すとしたら、今までとは違う銘柄が買われるはずです。詳しくは過去のブログ(「AI革命で今後の株式市場ではどんな業種が注目されるのか?」)をご参照下さい。
そして、意外と大事なのが「何もしない」ということ。投資家の皆さん、特に個別株投資を行なっている方はどんな相場でも売買をしたがります。しかし、相場格言に「休むも相場」とある通り、一度株取引をやめて冷静に市場を眺めることで全体像が見えやすくなります。自分の売買の量が過剰かな、と思っている人は少しお休みしてみても良いのではないでしょうか。
今回は株価がボックス圏にある時は何をすべきか?について考えました。ではまた!
🩷↓ブログが面白かったらポチッとしてもらえると嬉しいです。
にほんブログ村
